立地条件でメンテナンスの時期も変わる。


大阪市内の5階建賃貸マンション外壁塗り替え現場調査に伺いました。場所的に建物は国道沿いに立っているため、排気ガスによる汚れが激しい状態です。
外壁の劣化もさることながら、黒い汚れの付着が目立ちます。今回の塗り替えの場合塗料は汚れが付着しにくい塗料の選択が求められます。
6月の地震の影響も少しはありそうです。真新しいクラックもあり地震の影響は避けられなかったようです。やはり国道沿いは車の振動もあり建物には悪影響を与える要素は沢山ありますので、建物の立地条件もメンテナンスの条件に大きく影響します。
振動が多いとクラックの幅が大きくなるので注意が必要。


地震の影響と見られるクラックが発生しています。以前からではなく真新しい感じのクラックです。こちらのクラックは0.5mm以上の範囲に入りますので、Uカットの必要が有ります。
この建物は国道沿いに立っているので、車の振動がかなりあります。クラックを長期間放置しておくとクラックの幅が大きくなる可能性があるので、早期の対策が必要です。
汚れは退去の原因になる。


玄関ドア周りに排気ガスの黒い汚れが付着しているのがよくわかります。今回の塗り替えでは排気ガスなどの汚れが付きにくい塗料の選択をした方がいいでしょう。
前回の塗装から約10年経過しているそうですが、これだけ汚れが目立つと入居者の方もいい気持ちはしないので、退去の原因にもなりかねません。塗膜の劣化よりも汚れ対策を考えた塗料の選択が大事です。
日当たりが良いと劣化も早い。


こちらのマンションは総体的に裏面の方が劣化が進んでいるようです。南面になり日当たりがよく周りに建物もないので、紫外線の影響を受けやすい条件になっているのが原因だと思われます。
外壁の浮き部分が確認できます。クラックも多く発生しています。建物は立地条件により劣化の進み具合に差が出るるので、塗装のことだけを考えると隣に建物がないとメンテナンスの期間が短くなり負担は大きくなります。
暗い部屋か明るく快適な部屋かという事になりますが住み手は後者を選びますが、オーナーとしてはメンテナンスの期間は長いに越したことはありません。やはり両方に好いという事はないようです。
横向きクラックは危険。

横向きにクラックが入っています。横向きのクラックは縦のクラックに比べると危険度が高いと言われています。振動などを受けると外壁が落下する恐れが高いからです。
横向きのクラックは特に冬場が危険です。クラックから内部に水分が浸入し夜中に気温が下がると凍害の恐れが有り、内部で膨張すると外壁の落下に繋がります。横向きクラックは早めに処置しましょう。
記事内に記載されている金額は2018年07月25日時点での費用となります。
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