

8月11日土曜日に、淀川区にて屋上の防水工事を行わせていただく現場で、職人さんと現場打合せを行ってきました。
こちらは屋上の防水が劣化により機能せず雨漏れが起こっており、また、笠木や塔屋のALC壁、目地のコーキング、水切り等の劣化が目立っておりました。屋上は普段目にすることは少ないと思いますので、定期的なメンテナンスをお勧めいたします
また、屋上がコンクリートの場合、伸縮目地が設けられています。コンクリートには、地震の揺れや外気の温度差による膨張、伸縮によってヒビ割れが生じてしまいます。これらの力を吸収してくれるのが伸縮目地です。その伸縮目地にも劣化による浮きや剥がれが見受けられていました。こういった隙間も雨漏れの原因になります。
建物にとって隙間は怖い


屋上の外周部を立ち上げている部分を「パラペット」といい、その上に「笠木」をかぶせています。笠木をかぶせることによって躯体への雨水の侵入を防ぐのですが、その笠木同士の継ぎ目のコーキングがほとんどとれてしまい、隙間が生じてしまっていました。このままでは雨水の侵入を容易に許してしまう状態にあります。今回は笠木をすべて取り外して、新しいものを設置する予定です。
ちなみにパラペットとは、屋根スラブと壁との接合部分の防水効果を補強するために設けられます。ですので防水はパラペットの立ち上がりまで行います。
コーキングはどこに行った??


こちらの現場には屋上に塔屋(屋上に突き出して設けられた小屋)があり、外壁はALCでした。ALCとは「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれるコンクリートの一種です。ALCの内部には気泡の穴が空いており、水に浸すと浮くほど軽量な素材です。また、この気泡に含まれた空気が層を作り、熱の伝わりを抑制するので、断熱効果も期待されています。
ALCの継ぎ目にはコーキングがしてあるはずなんですが、こちらは見当たりませんでした。ですので継ぎ目にコーキングを充填し耐久性を保つ適正な厚みを確保させます。ALCの継ぎ目のコーキングは打ち増しがほとんどになります。
記事内に記載されている金額は2018年08月16日時点での費用となります。
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