

茨木市の方から街の外壁塗装やさんのHPをご覧に頂き、「外壁の劣化や雨漏りが気になるので、見に来てもらいたい。」とのご相談を頂きましたので、現場調査に伺いました。
こちらの現場は築30年ほどで、前面タイル張り、他3面ALCの壁でした。写真ではわかりずらいかもしれないですが、現場に伺って見させていただきますと、やはりヒビ割れ、コーキングの劣化やタイルの割れ、浮きがよくわかりました。ですので、お客様に今の現状を丁寧にお伝えさせていただきます。
よく見かける壁、その名も「ALC」


外壁のALC面には、コーキングの劣化、ヒビ割れが見受けられました。
ALCとは「軽量気泡コンクリート」といい、コンクリートですが非常に軽い材料になります。ALC内部には気泡が含まれており、そのおかげで断熱性にも優れています。また、ALC内部には金網状の鉄筋が組み込まれています。ALCの継ぎ目には「コーキング」という気密性や防水性を高めるためのゴムのようなものを施します。そうすることによって内部を守ります。
そのALCやコーキングにもヒビ割れ、隙間が見受けられました。このままではALC内部の鉄筋は錆びてしまい、気泡にも水が含まれて断熱性の低下も起きてしまいますし、屋内への雨漏りの原因にもなってしまいます。
外壁のヒビ割れにはコーキングで埋めてしまい、その上から防水塗装を行います。ですが、0.5㍉を超えてしまうヒビ割れには、V字型に溝を掘る「Vカット」を行います。そうすることによって奥の深いところまでコーキングをいきわたらせます。
地震による被害


根元部分のタイルがかなり剥がれてしまっていました。お客様のお話によりますと、今年6月18日の朝に起きた「大阪府北部地震」の影響だそうです。お怪我はなかったそうなので良かったです。他の現場でもタイルの破損は多く見受けられます。地震によりタイルが頭上に落下する恐れもありますので注意が必要です。
剥がれてしまったりヒビが生じたタイルは、その部分だけを剥がしてしまってから新しくタイルを張ります。そこで注意しなければいけないのは、「全く同じタイルはほとんどない」ということです。ですので類似のタイルを使用するケースがほとんどになります。どうしても、もともとあるタイルとの違いが気になってしまう場合は、損傷のないタイルも全て剥がしてしまい、新しいタイルを張っていくことになります。
記事内に記載されている金額は2019年02月09日時点での費用となります。
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