
先般の地震で大きく傾いてしまった跳ね出しバルコニー。
馴染みのお客さんから地震の被害を点検してほしいと伺って、調査していると数軒隣のこちらのお客様から「うちも見てほしい」と相談を受けました。
「いいですよー」と気軽に見に行くと、大変です。 バルコニーが今にも落ちそう。
その時は原因がはっきりわかりませんでしたが、後日、一部解体して調査すると予想以上に深刻な状況がわかりました。
バルコニーの手すり壁と外壁の間にできた亀裂から長年雨漏れがあったようで、中の柱や梁が次第に腐食。
バルコニーを支える梁、土台、隅柱の下端が交わる部分が白蟻の食害にあったようで、これまで外壁のモルタルでどうにか保たれていた建物は、地震で外壁が割れ、腐食した木材が自重で押しつぶされたのでした。
バルコニーを支える梁は途中で折れ、土台の木材が潰れた分、柱が下がってしまい大きな被害となりました。

地震直後より数日後に傾きが大きくなったため、緊急措置として下がり止めのジャッキを掛けました。

本日着工した足場工事で、その傾き加減がより鮮明になりました。
どうでしょう?わかりますか? 足場は水平に組み立てているのですが、タイルの目地が大きく傾斜しているのがわかります。

バルコニーを撤去して、梁・柱の補強を行うため、作業しやすい足場を組んでもらいました。
外壁塗装と違い、細かい指示を出すため9割がた組み終わるまで現場に付いています。
記事内に記載されている金額は2018年08月29日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。