台風による強風で瓦屋根が悲惨な状態に・・・



吹田市の3階建て住宅で屋根は日本瓦を使用していたお宅ですが、台風により大きい被害を受けておられました。
日本瓦は屋根材の中でも一番の耐久性を持ちますが、どうしても地震や台風による強風には弱いのが最大のデメリットです。
今回起きた台風でも屋根被害が多かったのは瓦を使用した屋根が多く、瓦屋さんは今もなお手が足りていない状況です。
現場調査に伺った際にこれ以上の瓦の悲惨と雨水の侵入を防ぐため、応急処置としてブルーシートを張らせていただきました。
そして今回の台風を教訓に瓦屋根からカラーベストに葺き替えされることをご決断されたので、今ある瓦は全て撤去していきます。
◆瓦を撤去するとこんな状態


全ての瓦を撤去するとこのような状態でした。瓦屋根の施工方法としては桟木という気に瓦を釘でとめて、更に少量の土を瓦の谷の部分に入れていたと思われます。
ですがさすが耐久性の高い日本瓦です。築年数がかなり経っている割には桟木の劣化もそれほど激しいものではないのが写真でもわかります。瓦がきちんと雨水の侵入を防げていた証です。
ですがカラーベストに葺き替えるためこの桟木は必要ないので撤去していきます。長い間ご苦労様でしたと言ってあげたいですね。
◆既存の桟木も撤去して新しい野地板を取り付けていきます


先ほど瓦を留めていた桟木の劣化も激しくないと説明しましたが、今回は瓦ではなくカラーベストに葺き替えるので桟木も撤去して新しく高さを調節するための木を設置して
そこに下地になる野地板を取り付けていきます。こうして見ると屋根は何層にもなり、雨からお家を守ってくれているのがわかりますね。
野地板を全面に貼り終えたらルーフィング(防水シート)を貼り、カラーベストを葺いていきます。
ちなみに日本瓦は瓦と瓦を止めるための材料などを含め一件当たり平均5000kg~5500kgと言われています。
それに比べてカラーベストは一軒当たり材料を含めても平均2200kgくらいといわれていますので、半分以下になることになります。
なのでその分家自体への負担も軽くなるということですね。次はカラーベストを葺いていく工程をご紹介できればなと思います!
記事内に記載されている金額は2018年12月22日時点での費用となります。
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