前回に引き続き、今度は屋根部分を見ていきます。


1階の下屋部分は、主に雨水がしたたり溜まりやすい水下の方(外側)や雨樋の塗装が剥がれてきていますね。こういった細かな部分も入念にチェックをして直していきます。

メインとなる屋根部分です。今回のお宅の屋根材は化粧スレートと呼ばれる屋根材で商品名としては「カラーベスト」や「コロニアルグラッサ」といえば聞いたことがあるかもしれませんね。スレートはセメント系と繊維を混ぜたもので薄くて軽いので建物に負担が掛からないところが長所ですが、少し割れやすい屋根材です。割れたスレートが落ちてきてしまうこともあるので知らない間に剥がれ落ちてるなんて良くある話です。そういった場合下地に直接雨が当たってしまい、劣化の原因になるので早急に対処する必要があります。調査したところ目立って割れているところはありませんでしたが、色褪せがとても目立っているので、塗装の必要があります。


棟包みに釘が浮いている部分がありました。施工不良というわけではないと思いますが、これも風等の影響によってズレが生じて浮いてしまったのでしょう。


屋根材をクローズアップしてみてみると、若干浮きがあるように見えました。本来、屋根にはタススペースと呼ばれる屋根材の重なりに敢えて浮きをつくり、内部に侵入した雨を外に出すスペースを設けるのですが、それを挿入していない部分の浮きは、これも外部で引き起こされる影響によるものだと思いますので、塗装点検の際に見つけたら、補修作業をする必要があります。
外壁、屋根の他にも軒天の雨漏りの有無、建具周りのシーリング、外壁周りに使用されている鉄部等、細かくチェックをしてお客様のご要望箇所以外のところでも塗装する必要があるところは点検し、ご提案させていただきます。ご提案内容がすべてではありません。内容を把握した上でお客様の方で塗装する箇所を選定し、作業に移っていきます。家づくりにも言えることですが、優先順位が大切です。すべてをやろうとするにも予算が伴います。早急に対処すべきところ、その後で行ってもいいところのアドバイスを聞いた上で判断してください。
記事内に記載されている金額は2017年10月03日時点での費用となります。
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