ご存知ですか?和のお家が地震に弱いわけ。

1F 間取り図

2F 間取り図
よくある和風のお家の特徴として、1階が大きく、2階は小さい。
2階がちょこんと乗っかっている印象のお家が多いということです。
これ自体は、足元が重くなり頭が軽くなるので地震に強くなりそうなものなのですが、
そうでもないことが多いです。
たとえば上のサンプル間取り図をご覧ください。
こちらのお家も1階が大きく、2階が小さいですね。

上の図面をご覧ください。上の図面は、1階と2階の間取り図を重ねあわせたものです。
青い線のところは、1階にだけ壁がある部分、
赤い線のところは、2階に壁があるのに1階には壁がない部分、
ピンクの線のところは、1階と2階の壁のラインが一致している部分です。
お家というのは、壁と柱で支えられており、壁や柱の下には大きな力がかかります。
ですから、2階に壁や柱があるところには、基本的には1階にも壁や柱があったほうが
構造的に強くなります。
しかし、このお家では、1階と2階の壁が一致している割合は、
なんと約24%しかありません。
壁直下率と呼ばれますが、この壁直下率は60%以上あることが望ましいとされています。
熊本の震災では、割りと築年数の浅い建物も倒壊しており、
業界にも衝撃を与えました。
その研究の結果、壁直下率が低い建物が倒壊している確率が高かったことがわかりました。
さらに、古い和のお家の弱点は屋根にもあります。
昔の瓦は非常に重かったこと+屋根の下地が土でできており、こちらも非常に重いのです。
頭が重い上に足元がぐらついているので、非常に耐震上不安定であることが多いです。
耐震診断のススメ(直下率も見てもらいましょう。)
脅すわけではありませんが、このことがわかってきたのは最近のことであり、
やはり昔の建物は直下率が非常に低い場合が多いです。
外壁塗装などの修繕を思い立った時には、
ぜひ耐震診断や直下率の診断なども同時に行うことをお勧めします。
いずれくる地震に備え、対策をしておくことが非常に重要です。
耐震診断や直下率の診断、住宅診断などは
街の外壁やさん岡崎店にお気軽にご用命ください。
対応可能エリア
岡崎市・豊田市・安城市・幸田町・蒲郡市・知立市・刈谷市を中心とする
西三河エリア。これ以外のエリアでもまずはご相談ください。
記事内に記載されている金額は2017年10月09日時点での費用となります。
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