パラペットはベランダ・陸屋根に設けられた壁・縁部分であり、その役割は非常に重要です。しかし、聞き馴染みの無い言葉でもある事から、そもそもパラペットの場所や役割をご存じない方も多いと思います(>_<)
そこで、この記事ではパラペットの役割とその設置場所、さらに雨漏りを招きやすい笠木の劣化症状までご紹介いたします!

パラペットの場所・役割

パラペットは、特にベランダや陸屋根などの平らな屋根に多く使用される擁壁部分を指します。設置のメリットとしてまず挙げられるのが、安全性の向上です。
パラペットの設置は転落防止に繋がり、建物の外観を損なうことなく安全に屋外スペースを活用する事が出来ます。
また、ベランダ・陸屋根はほぼ平坦な為、パラペットが設置されていなければ雨水は外壁側に流出してしまいます。
パラペットは、雨水をせき止める事で適切な排水を促す役割もあります(#^^#)
雨漏りリスクに繋がる「笠木」の劣化
ベランダ・陸屋根は雨漏りリスクが高い場所としても知られていますが、じつはパラペットもその大きな要因です。特に、パラペット上部に被せられた「笠木」は劣化が進行しやすく、それを起因とした雨漏り被害も少なくありません。
笠木の劣化症状①:合わさり部に打ち込まれたシーリングの劣化


画像左は、世田谷区羽根木のお住まいで確認されたシーリングのひび割れです。一般的にパラペット上部に設置される笠木は、複数の鋼板素材を組み合わせて造られます。
鋼板同士の合わさり部には止水処理としてシーリングが打ち込まれるのですが、経年により劣化が進行する事でひび割れ・肉痩せ・破断などの症状を発生させてしまいます。
こうして出来た隙間は、雨漏り被害を招いてしまう大きなリスクとなります(>_<)
シーリングの耐用年数は約10年程度と言われていますので、まずはこれを目安に点検を行う事が大切です。
劣化が確認された場合には、シーリング打ち替え工事によるメンテナンスを行いましょう。
笠木の劣化症状②:腐食・穴あき


笠木に金属素材が使用されている場合、その多くはガルバリウム鋼板やステンレスなど錆に強い素材が使用されています。しかし、それらも絶対に錆びないという訳では無く、腐食による穴あきは浸水被害の直接的な原因となります。
下地の損傷が軽微であれば、上から新しい素材を被せる「笠木カバー工事」が可能です。
しかし、下地の損傷が著しい場合や、笠木の素材によっては下地から笠木を造りなおす「笠木交換工事」が必要になる場合があります(;_;)
工事規模・費用を抑える為にも、少しでも異常を発見したら早期に対応する事をおすすめいたします。
パラペットの場所・役割とは?まとめ
パラペットは、安全性の確保・排水性の向上の働きを持つベランダ・屋上スペースなどに欠かせない存在です。しかし、その一方でパラペット上部に設置された笠木の劣化は雨漏り被害を生じさせやすく、定期的なメンテナンスは欠かせません。
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