ベランダやバルコニーは屋外に設置されているため、雨が吹き込むことも多いでしょう。
そのため、床面の防水性は雨漏りやお住まいの老朽化を防ぐために重要なものとなります。
そんなベランダ・バルコニー床が傷んできたら、適切なタイミングでの防水工事が重要となります。
そこで、今回は防水工事の種類ごとの平米単価をご紹介したいと思います(^▽^)/

防水工事の種類
ベランダやバルコニーなどのメンテナンスとして行う防水工事には、主に「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」の3種類が挙げられます。
単価をご確認いただく前に、まずはどんな防水工事なのかを簡単にご紹介したいと思います。
ウレタン防水

防水性能を持ったウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する方法です。
液状のウレタンを流して塗るため、継ぎ目のない仕上がりになります。
複雑な形状の部分へも施工しやすく、耐久性も高いため、現在の日本で最もベランダやバルコニーに使用されているとされています。
ちなみにウレタンは車のタイヤなどに使用されている意外と身近な素材で、柔らかくて摩耗性に優れているといった特徴を持っています。
>>ウレタン防水についての詳細な解説ページはこちら!
FRP防水

繊維強化プラスチック(FRP)を用いた防水方法で、とにかく耐久性や耐水性が優れています。
ポリエステル樹脂の上にガラスシートを敷き、再度樹脂で固めて防水層を作ります。
FRPは浴槽やプール、車のボンネットにも使用されており、高い防水性が認められています(*^^)v
>>FRP防水のメリット・デメリットついてはこちらのページで詳しく解説しております!
シート防水

防水シートを施工面に貼り付けて防水性能を確保する方法です。
主に塩化ビニルシートやゴムシートが使用されます。
シート防水は施工コストが低く、広い面積に適しています。
そのため陸屋根や屋上へ使われることがほとんどで、ベランダではあまり見かけない防水工法でもあります。
防水工事の平米単価をまとめました!
防水工事の平米単価は同じ種類であっても、工法によってさらに異なります。
以下で一挙にご確認いただけますので、防水工事をご検討中でしたらぜひご確認ください(*^^)v
防水工事の平米単価まとめ
・シート防水(塩ビシート):約3,500円~7,500円/㎡
・シート防水(ゴムシート):約2,500円~7,000円/㎡
・ウレタン防水の密着工法:約7,000円~9,500円/㎡
・ウレタン防水の通気緩衝工法:約8,000円~10,500円/㎡
・FRP防水:約7,000円~10,000円/㎡
※平米単価は防水層を形成する工程のみで発生する費用を元に算出しています。
実際にはドレン設置や洗浄、下地の補修など様々な工程が必ず発生し、その金額も必要になりますので、一度無料点検とお見積もり作成で金額を確認してみることがオススメです(^▽^)/
密着工法と通気緩衝工法の違い
先ほどの一覧で登場した「密着工法」と「通気緩衝工法」は、主にウレタン防水における施工方法の違いです。
密着工法はウレタン塗膜を下地へそのまま塗布する方法で、通気緩衝工法は塗膜の下に通気層を設ける過程を挟むという違いがあります。
密着工法は比較的施工が容易ですが、もし雨漏りなどで下地が水分を含んでいた場合、水蒸気となった際に逃げ場を失って塗膜を内側から膨らませる・破れを起こすようなことが考えられます。

通気緩衝工法はそんな水蒸気や湿気の通気層を専用のシート(通気緩衝シート)を設置することで確保し、塗膜への影響をなるべく避けられるようになっています。
そのため、雨漏りにお困りの場合には基本的に通気緩衝工法での施工が必要になります。
私たち街の外壁塗装やさんでは、現場の状況を確かめてからどの種類の防水工事が最適かなどをしっかりと判断いたします(^▽^)/
防水工事でお悩みなことがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年02月26日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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