近年ではスタイリッシュなデザインの住宅が増え、それに伴い平らな屋根形状を持つ「陸屋根」が採用される機会も増えてきています。陸屋根は見た目がすっきりしているだけでなく屋上スペースとして活用できるなど、暮らしに嬉しいメリットもたくさんあります♪
しかし、一方で防水や断熱など注意すべき点も多いため、採用する際にはそうしたデメリットも念頭に置いておく必要があります(>_<)
今回は、陸屋根の基本構造からメリット・デメリット、そして長持ちさせるためのメンテナンス方法について詳しく解説いたします!

陸屋根とは?

陸屋根(りくやね・ろくやね)とは、ほぼ水平に近い形状をした「平らな屋根」のことをいいます。別名で「フラット屋根」や「平屋根」とも呼ばれ、マンションやビルなどの鉄筋コンクリート造の建物に多く採用されてきましたが、近年はそのデザイン性や機能性が評価され戸建住宅にも取り入れられるケースが増えてきました(^^)/
一見すると完全に水平に見える陸屋根ですが、実際には雨水がきちんと流れるように、わずかに勾配が付けられています。
しかし、それでも通常の屋根形状と比較すると排水性は悪いことから、特に防水が重要となるや形状でもあります(>_<)
スペースを有効活用!陸屋根のメリットとは?
陸屋根の魅力は何といっても「屋上の活用ができる」点です!例えば…
・ガーデニングや家庭菜園
・洗濯物干しや物置スペース
・ウッドデッキやくつろぎの場
といったように、屋根をまるでバルコニーのように使えるため特に庭の確保が難しい都市部では大変便利です。
また、屋根が平らで作業がしやすいため、メンテナンスが比較的ラクにできるのも嬉しいポイントと言えます(#^^#)
さらに、屋根裏がない設計になることから、天井高をギリギリまで確保できるのも特徴です。これにより開放感のある室内空間がつくりやすくなっています。
陸屋根のデメリットと注意点

こちらは、三鷹市井口で現地調査をさせていただいた陸屋根です!床面に施された防水層は色あせが生じており、大きなひび割れも散見される状態でした。
陸屋根のデメリットの中でも、最も大きなリスクは「雨漏り」です(>_<)
傾斜が緩やかな分水はけが悪く、雨水が屋根に滞留しやすくなってしまいます。
床面に施された防水層の著しい劣化はすぐに雨漏りにつながるため、定期的な点検とメンテナンスが必須です。
また、屋根裏空間が存在しない事から夏は直射日光の影響で最上階が暑くなりやすく、冬は冷え込みやすいという室温管理の難しさもデメリットのひとつです。
陸屋根をご検討されている場合には、そうしたリスクや注意点もしっかりとチェックしておきましょう!
陸屋根のメンテナンス方法

陸屋根を安全に、そして長く使い続けるためには「防水工事」などのメンテナンスをしっかりと行っていくことが大切です!代表的な防水工事には以下のようなものがあります。
・シート防水(塩ビ・ゴム):
防水シートを使用して防水層を形成。
広い面積への施工に適しています。
・ウレタン防水:
防水材を使用して防水層を形成。
複雑な形状や凹凸のある形状にも柔軟に対応出来ます。
・FRP防水:
繊維強化プラスチック(FRP)を使用して防水層を形成。
特に、強度に優れた防水層を形成できる事が魅力です。
防水工事の工法はそれぞれ特徴やメリット・デメリットが変わってきますので、施工箇所にマッチした種類を選定する事が大切です!

特に、合わさり部や壁面との取り合い部に施されたシーリングの劣化は雨漏り被害を招いてしまいます。
シーリングの補修等も定期的に行っていきましょう!
まとめ
陸屋根は現代の住宅トレンドニマッチしたデザイン性の高さや屋上スペースの有効活用など、たくさんの魅力を持った屋根形状です。一方で、勾配がないことから排水や防水対策には注意が必要で、浸水被害を防ぐメンテナンスは非常に重要です!
住宅の安心と快適さを守るためにも、定期的な防水工事やシーリング補修などのメンテナンスをしっかりと行っていきましょう(#^^#)
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記事内に記載されている金額は2025年04月24日時点での費用となります。
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