「家の四隅の軒天のモルタルのひび割れが気になる」と墨田区のお客様からのご相談です。軒天のモルタルと聞いて最初は分からなかったのですが、外壁から軒天、鼻隠しや破風までモルタルで仕上げてあるお家でした。総モルタルというのでしょうか、たまに軒天などがモルタルで覆われている建物を見かけます。

基礎より上はサッシや雨戸などを除けばすべてモルタルです。継ぎ目がなく、シームレスな外壁を作れるのがモルタルの特徴ですが、面積が広い建物の場合、破れ目地(ノンワーキングジョイント)といってモルタルが収縮した場合、そこにクラックが入るように作る手法もあります。この破れ目地は地域性が強く、都内ではほとんど見ることができません。


ひびというよりも剥がれて欠け落ちている状態
お客様が心配されているお家の四隅を背景しました。ひびというよりかけて落ちている状態です。台風24号の前は下地があまり見えていなかったらしいのですが、強風で一気にひびと割れ、欠けが進んだようです。


ここまでになってしまうと、次に地震や台風が来たら、一気に剥がれてしまうでしょう。通行人やご近所にとってもかなり危険です。脆弱な部分は全て剥がして、モルタル壁を作り直す必要があります。
既に剥落が進行している部分も

一部では既に剥落が始まっていました。既に下地が吸水している状態ですので、モルタル壁を撤去後、下地から作り直す必要がありそうです。少なくとも軒天と鼻隠し、破風の部分は全部剥がして新たにモルタル壁を作る必要があります。外壁の部分まで傷んでいるとなると、かなり大規模な改修を行わなければならず、費用もかなりかかりそうです。今後のことを考えたら、外壁を金属系サイディングなどに張り替えるというのもありでしょう。さまざまな改修方法とその費用、メリット・デメリットをアドバイスした上で最適な方法をご提案したいと思います。
記事内に記載されている金額は2018年10月23日時点での費用となります。
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