「屋根塗装をしたいけど、自分では手に負えないから、まずはどのくらいの費用がかかるものかをお見積もりしほしい」と足立区のお客様からご相談を受けました。自分の家のお手入れは自分でしたいという方は多く、相変わらずDIYの市場は賑わっております。私達も無理のない範囲で小物の塗り替えをすることなどは多いに賛成です。外壁塗装や屋根塗装についての知識もつきますから、メンテナンスの際に大いに役立ちます。

お客様のお家はスレート屋根で屋根材はアーバニーが使われていました。一般的な化粧スレートとは違い、板状の屋根材がランダムに並んでいるように見せるお洒落な屋根材です。このランダムに見える屋根材ですが、実は重なって隠れている部分では1枚の板になっており、1枚1枚が独立しているわけではありません。1枚のスレートに等間隔で途中まで切り込みを入れ、切り込みを入れた側の長さをそれぞれ変えてあるのです。これを考えたデザイナーはかなり凄いと思います。


深く切込みが入っているので、タスペーサーも必要としません。そのアーバニーの屋根ですが、棟板金に不思議なところがあります。塗装した跡というよりも、途中で塗装をやめてしまったような塗り跡です。ドーマーの棟板金は先端部分までは塗られていないこと、お客様の「自分の手には負えないから」と言っていたことから何となく分かってきました。DIYで屋根塗装をしようとして、途中で危険だと判断したのでしょう。安全と作業性のため、私達は足場を組んでから屋根塗装をします。足場をかけず、こちらの急勾配に入る傾斜の屋根で塗り替えを行うのはまず無理です。賢明な判断です。


外壁もそろそろ塗り替え時期に来ていました。チョーキング現象が発生し、粉化した塗膜が手袋に付着する状態です。
こちらのお住まいはカーポートより一段高い所に建物がある造りで、カーポートの壁には何かが塗られています。お客様にお話を聞くとやはりご主人が屋根塗装をしようとしたそうですが途中で諦めて、今度は汚れてきたカーポートの壁の塗り替えにチャレンジしたそうです。日当たりが悪く、暗いことから少しでも明るくしようとベージュピンクを塗ろうとしたものの、うまくいかなかったそうです。カーポートの壁の裏は土で湿っていることから、下地処理や塗料の選定が難しいのです。とにかく、ご主人が無理や無茶な判断をしなかったことは何よりでしょう。
記事内に記載されている金額は2018年11月05日時点での費用となります。
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