東京都北区でアパートのオーナー様からバルコニーを撤去したいというご相談を承りました。何でも腐食が進んでおり、修理を繰り返しても治まる気配がないそうです。後付けのバルコニーなら撤去するのは可能でしょうが、新築時に設けられたものだとしたら、大変な工事になります。まずは現場調査です。

確かに腐食が進んでおり、窯業系サイディングの一部もその影響を受けて剥がれてしまっています。その下地となっている木材の部分も崩れています。修理しても収まらず、こんなことが長く続いているなら、撤去したくなるという気持ちは分からないでもありません。ちなみに私事で恐縮ですが、私の実家ではバルコニーを撤去したことがあります。そのバルコニーはアルミ製の自立型のもので、建物には隣接しているものの、全く建物には繋がっていないものでした。そのバルコニーの一部は今でも塀の柵として使用されています。


こちらのアパートのバルコニー、新築時に設けられたもので建物と一体化しています。2階の床を延長してバルコニーの床面にしているのは明白です。これを切断するとなると、かなりの大工事になります。バルコニーを支えている柱は床面までの高さしかないようです。こちらは撤去するのには好条件となりますが、バルコニーのサイドの笠木の部分にも延長された構造体が入っているでしょう。こちらも切断することになります。


バルコニーの笠木の部分とその下の柵の部分の色が違います。笠木はステンレス製ですから、補修している時に後付けされたのでしょう。雨水が浸入していると思われるメインの部分を見つけました。この部分を直してあげ、その他の怪しい部分を全部、潰していけば腐食は止まるはずです。まずはこちらとバルコニーの床面を剥いで徹底した防水工事、その上でバルコニーの内側と外側のサイディングを剥いで腐食部分を取り除き、木材を組み直します。これならば、バルコニーを撤去するよりも費用も工期も抑えられたものになるでしょう。
記事内に記載されている金額は2018年11月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。