建物というのは意外なもので、同じ地域で、同じ時期に、同じような箇所の修理のご相談が続くことがあります。考えてみれば、同じ時期に建てられた建物は同じように傷みますし、同じ地域ならば気象条件も一緒なのだから、当然というわけです。本日は先日に引き続き、バルコニーに関するご相談です。賃貸に出している戸建てのバルコニーを修理したいとのことでした。
既にこの時点で悪い予感しかしないバルコニーです。まず、床に水切れが悪そうなシートになっています。何か植物のようなものも育っています。この床面の緑色のシート、後で敷いたのでしょうか。それても、最初からこのような使用なのでしょうか。後で敷いたにしてはとても収まりがよいのが気になります。
エアコンを置く台の部分とバルコニーの金属部分を見る限り、もともとこのような設計のようです。こちら、周辺に苔が生えていることから水切れも悪いし、透湿性もないことが明らかです。しかも、そのまま水を通す、もしくは完全防水ならともかく、半端に水を通す仕様です。この下はどのような防水層になっているのも剥がしてみないと分かりません。
越し壁の状態もすごいことになっています。苔が生えているのはともかく、水分によって崩れ始めています。おそらく手摺りや笠木の部分から水が入っているのでしょうが、こちらは全て交換しなくてはなりません。ベランダ床面の下の板も剥がれかかってきています。幸いにも室内への雨漏りはないそうですが、バルコニーは大きく解体して直さなければなりません。どうも全く雨仕舞いのことを考えていないような造りです。柵の下の部分の形状を見ても、物理的におかしいことが分かります。
記事内に記載されている金額は2018年12月04日時点での費用となります。
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