住宅が密集している地域は風通しが悪く、そのことによってトラブルが発生することもあります。台東区清川のお客様はちょうど築10年を迎えたお家で昨年あたりから外壁に緑の苔のようなものが目立つようになってきたそうです。外壁は窯業系サイディングで色は暖かみのあるホワイトです。
外壁が白いということは汚れが目立ちやすいということなのですが、お客様がおっしゃるにはそれを考慮して汚れにくいと言われているグレードが高い外壁を選んだということでした。工務店に騙されたような感じがするともおっしゃられていました。
問題の苔のようなものが発生している部分です。こちらの窯業系サイディングは板張りの外壁を模したもので、木目が溝として再現されています。その溝の部分の乾燥が遅いのか、緑色が濃くなっています。見分けるのは難しいのですが、これは苔ではなくて藻のようです。ここで塀の高さに注目してください。コンクリートの塀より下の部分は藻の繁殖が激しく、それより上はそれほどでもありません。明らかに風通しに影響を受けていることが分かります。
その証拠に高い部分は綺麗です。チョーキング現象も発生していませんし、塗り替えには少々早いという印象を受けます。思い切って外壁塗装してしまうのもありですが、他の方法を試してみてからでもいいでしょう。問題の藻が発生している部分の地面には玉砂利が敷かれていました。ここにホームセンターなどで売っている砂を適度に敷き、雨水の吸水量を上げてあげるのです。地面が少し高くなることよって風の当たらない部分も減りますし、水分の蒸発をゆっくりすることによって結露の量も少なくなるので、改善できる可能性はあります。私の家は同様の問題を土を入れて水溜りをなくすことによって解消できたので、参考としてお客様にお話しました。
記事内に記載されている金額は2018年12月21日時点での費用となります。
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