足立区新田で建物調査を行いました。外壁材はパワーボードで、これは軽量気泡コンクリートとも呼ばれ、サイディング外壁に比べると厚みが2倍程度ある非常にガッチリとした壁材です。
パワーボードの外壁は厚みが約3センチ。分厚い壁材ですので反りや変形は生じません。

今回、お宅様よりそろそろ外壁塗装工事を検討したいとのご相談からの現地調査となりました。外壁の状況を確認すると、表面塗膜の劣化が見られ、外壁が変色、汚れの付着などが全体的に発生しております。パワーボード自体は厚みが3センチ程度あり、サイディングに比べると2倍程あるので、サイディングで発生し得る反りや変形と言った症状は全く見られませんでした。
目地シーリングが全体的に割れが発生しています。

劣化が著しく出ているのは縦横の目地シーリングです。このように殆どの場所で割れの症状が発生しておりました。横張りサイデイングと同様に縦目地は勿論ありますが、それだけでは無くパワーボードは横張りの場合、縦幅60センチでその横目地ごとにもシーリングが注入されているのです。

この様に横目地にもシーリングの劣化症状が出ております。特にこの場所はシーリングの割れ幅が大きく、もう少し放置してしまうと完全に表面が剥離してしまう様に見える状況となります。やはりこのような状況に至ると、時期的に外壁塗装工事を施工する頃合いであると判断した方が賢明です。
パワーボードの外装工事の場合、シーリングは増し打ち工事になります!

この部分は、玄関のすぐ脇で施主様が目地の割れが気になるとの事から応急手当をされておりました。確かに表面の目地シーリングは割れていると気になるものですが、パワーボードは先程来申し上げている通り厚みがあるので、シーリングも深く注入されております。こちらも割れてはいますが、未だ割れが深くなっている状況でもない事から、パワーボードのシーリング補修は増し打ち工事を行います。

サイディングとは異なり、目地が割れても下地まで見えてしまうと言った事は起きない仕上げです。よって中身のしっかりしている部分を残し、その上からシーリングを増して打っていく施工で十分対応可能となります。更にその上から塗装工事による塗膜を与えるので強度が強まっていきます。これがパワーボードにおけるシーリングの施工法となりますので、是非ご参考にして下さい。
記事内に記載されている金額は2019年06月04日時点での費用となります。
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