下の方から原因を探っていきます
中野区南台にお住いのお客様よりご用命いただきまして、散水試験を行わせていただきましたのでその様子のご紹介をいたします。事の発端は、雨漏りの調査のご依頼をいただいたことだったのですが、何社か見てもらい補修をしてもらったが雨漏りが止まらないという事でお困りのご様子でした。そのうえで他社からは原因がわからないのでとりあえず塗装を行って様子を見ましょうというご提案があったようでした。原因が明らかであれば目視確認で特定することは可能ですが、そう簡単に発見できることは稀です。多くの場合は目視だけでの判断が難しいので、散水試験を行わせていただき原因の特定を行うご提案をさせていただいております。
散水試験を行わせていただくにあたり、足場の架設が必要でしたので仮設を行わせていただき、散水試験を実施させていただきました。
散水試験を行う際の注意点としては、建物の下の方から散水を行っていくという事です。上の方からかけてしまうと原因が下に合った場合、原因の特定が難しくなってしまいますので気を付けましょう。
サッシ周りから散水を始めましたが、特に変化はございませんでした。
数mmの隙間でも原因箇所になりえます
散水試験を進めていきまして、現地調査時にあたりを付けた本命部分に差し掛かりました。写真の部分はサッシ下の水切りを固定している釘部分で、多少浮いてしまっている状況でした。雨漏りを起こす要因として強い風を伴うという条件があったので、吹込みを想定した際一番可能性がある箇所だと推測しました。こんな数mmの隙間から入って雨漏りするのかという疑問があるかと思います。しかし、現実ちょっとした隙間から雨漏りを引き起こす例は非常に多いのが実態です。隙間が小さければ表面張力によって毛細管現象が生じ、水を吸いこんでしまうことがあります。ほんの少しの隙間でも原因箇所になりえるのです。
上記の箇所に散水を始めて約1時間ほど経過したのち、漏水が確認出来ました。お客様にもご確認いただきましたところ、以前に雨漏りした状況と酷似しているとのことでしたので、原因箇所の特定ができました。散水を行う時間に関しては、木造住宅で1時間、RC造で1時間半が推奨されております。もちろんかけ始めてすぐに出てくるケースもございますが、時間がかかることを知っておかなければ見逃してしまうケースも出てきますので気を付けていきましょう。
散水試験は税込33,000円から承っております(非破壊検査、足場なしの場合)。漏水箇所を露出するために内装の一部を解体したり、今回のように足場が必要になるケースの場合には金額変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
私達、街の外壁塗装やさんでは新型コロナウイルス感染防止対策としてマスクの着用を徹底しております。何かお困りごとございましたら安心してご相談ください。
記事内に記載されている金額は2023年04月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。