ガルバリウム鋼板とは、屋根や外壁のリフォームの分野で最も広く利用されており、JIS規格では「溶融55％アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板」とされています。同じく金属屋根材であるトタン（亜鉛メッキ鋼板）と比較すると、約４倍もの耐錆性を持っており、日本瓦と比べて1㎡あたり約1/10ほど軽いという特徴があります。このため、建物への負担が軽減され、同時に耐震性も向上します。近年、屋根のリフォームや新築において、こうした特性を理由にガルバリウム鋼板が選ばれることが増えているのです。
「スーパーガルテクト」は、このガルバリウム鋼板の表面をより強力にした、次世代の素材ということもできます。
通常のガルバリウム鋼板と比べて耐食性が約3倍といわれ、塩害に強く、長期に渡りメンテナンスが不要です。また、金属屋根で心配なのが「夏だと室内も暑くなってしまうのでは…」ということなのですが、「熱遮断性フッ素樹脂塗装／熱遮断性ポリエステル樹脂塗装」といった表面コーティングによって遮熱・断熱効果が高いことからも人気があります。さらに、その軽さから地震対策にも非常に適しています。日本は地震が多い国ですので、落下や倒壊の不安がある瓦屋根からスーパーガルテクトへの葺き替え工事を行う方も増えています。
注意点は、スーパーガルテクトは横葺き屋根材であるということです。縦葺きと横葺きがある金属屋根ですが、スーパーガルテクトは横葺きにしか対応していません。ガルバリウム鋼板を使って縦葺きにしたいとお考えの方は、そのほかの屋根材をご提案させていただきます。
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