名古屋市にて長持ちする屋根塗装の選び方とポイントについて

愛知県名古屋市港区の『街の外壁塗装屋さん名古屋南店』です。

今回は、住宅やアパート・マンションの屋根を塗り替える屋根塗装について詳しくご説明していきます。初めて塗り替える屋根塗装と2回目以降の屋根塗装の選び方と注意点などのポイントも解説していきます。

屋根塗装ができる屋根の種類と注意点

屋根の塗装は、建物の寿命を延ばし、美観を保つために重要なメンテナンスです。しかし、すべての屋根が塗装できるわけではありません。今回は、塗装できる屋根の種類と、屋根塗装する際の注意点について詳しく解説します

屋根塗装できる屋根の種類

一般的に、以下の屋根材は屋根塗装が可能です。

• スレート: 日本の家屋で最も多く使われている屋根材の一つで、塗装することで耐久性や美観を向上させることができます。
   
• セメント瓦: スレートと同様に、塗装することで耐久性を高め、色あせを防ぐことができます。
   
• 金属屋根: ガルバリウム鋼板や銅板など、金属製の屋根も塗装可能です。錆止め効果を高め、外観を美しくすることができます。
   
• アスファルトシングル: 比較的安価な屋根材ですが、塗装することで耐久性を向上させることができます。
   
• モニエル瓦: セメントと砂を主原料として作られたコンクリート瓦の一種です。

塗装できない屋根の種類

• 陶器瓦: 高温で焼かれた陶器瓦は、塗装することができません。
• 天然石: スレートと見た目が似ていますが、天然の石材のため、塗装できません。
• ノンアスベスト屋根材の一部: 1996年から2008年頃に製造されたノンアスベスト屋根材の一部

屋根塗装できないノンアスベスト屋根材の一部

• ニチハの「パミール」:層状剥離と呼ばれる、ミルフィーユのように表面が剥がれていく現象が特徴です。塗装してもすぐに剥がれてしまうため、塗装は不向きです。
• クボタ（現ケイミュー）の「コロニアルNEO」: 表面に細かい凹凸があり、塗装が密着しにくい構造になっています。また、強度も低いため、塗装してもひび割れや剥がれが起こりやすいです。
• 松下電工（現ケイミュー）の「レサス」: パミールと同様に層状剥離を起こしやすい屋根材です。
• その他: 「グリシェイドNEO」、「ザルフグラッサ」、「セキスイかわらU」なども、塗装が推奨されない屋根材です。

※これらの屋根材が使用されている屋根には屋根のカバー工法か屋根の葺き替えをお勧めします。

屋根塗装の目的と重要性をご説明！

屋根塗装は、単に屋根を美しく見せるだけでなく、住まいを長持ちさせるために非常に重要な役割を果たしています。具体的に屋根塗装がどのような目的と重要性があるのか、以下に詳しく解説します。

屋根塗装の主な目的

• 屋根材の保護: 屋根は常に紫外線や雨風、気温の変化などにさらされており、屋根の塗膜が劣化すると屋根材自体が傷んでしまいます。屋根塗装によって屋根材を保護し、寿命を延ばすことができます。
• 防水性の維持・向上: 屋根の塗膜は屋根材の防水性を保つ役割も担っています。屋根の塗装が劣化すると雨水が屋根材に浸み込み、雨漏りの原因となることがあります。定期的な屋根塗装によって防水性を維持・向上させることが重要です。
• 遮熱性・断熱性の向上: 近年では、遮熱塗料や断熱塗料といった機能性塗料も登場しています。これらの塗料を使用することで、室内の温度上昇を抑え、冷暖房効率を高める効果が期待できます。
• 美観の維持: 新築時の美しい状態を保つことも、屋根塗装の目的の一つです。色褪せや汚れが目立つ屋根を塗り替えることで、住まいの外観を美しく保つことができます。

屋根塗装の重要性

• 住まいの寿命を延ばす: 屋根は住まいの中でも特に劣化しやすい部分です。適切な時期に屋根塗装を行うことで、屋根材の寿命を延ばし、住まい全体の寿命を長く保つことができます。
• 雨漏りのリスクを軽減: 雨漏りは住まいの構造に深刻なダメージを与えるだけでなく、カビやシロアリの発生原因にもなります。屋根塗装によって雨漏りを防ぐことは、住まいの健康を守る上で非常に重要です。
• メンテナンスコストの削減: 屋根の劣化が進んでしまうと、大規模な屋根の葺き替えが必要になる場合があります。定期的な塗装を行うことで、将来的なメンテナンスコストを抑えることができます。
• 快適な住環境の維持: 遮熱性や断熱性の高い塗料を使用することで、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住環境を実現できます。

屋根塗装は、住まいを長持ちさせるための重要なメンテナンスです。適切な時期に適切な塗装を行うことで、大切な住まいをしっかりと守りましょう。

屋根塗装のメリットと必要性

屋根塗装のタイミング

一般的に、屋根塗装は10年～15年に一度が目安です。ただし、建物の場所や環境、使用する塗料の種類などによって、耐久年数は異なります。

• 塗膜の剥がれやひび割れ: 塗膜が剥がれたり、ひび割れが見られる場合は、塗装の時期です。
• コケやカビの発生: 屋根にコケやカビが生えている場合は、塗装の時期です。
• サビの発生: 金属屋根にサビが発生している場合は、塗装の時期です。
• 雨漏り: 雨漏りが発生している場合は、早急に修理をおこなって塗装をおこなうか考える必要があります。

屋根塗装の注意点

• 業者選び: 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
• 塗料の種類: 屋根材の種類、建物の構造や環境に合わせて、適切な塗料を選ぶ必要があります。

屋根塗装に使う塗料の選び方

屋根塗装に使用する遮熱塗料のご紹介

『街の外壁塗装屋さん名古屋南店』からの屋根の塗料を選ぶ際のポイント！

• 外壁塗装と一緒に屋根塗装をおこなう際は、外壁塗装に使う塗料と同等の耐久性がある塗料か、それ以上の耐久性がある塗料を選ぶ。
• モニエル瓦やセメント瓦など、塗料の吸い込みが激しい場合は下塗りの回数を2回にする必要がある。
• 遮熱塗料を選ぶ際は、反射効率の高い塗料を選ぶほうが良い。
• 薄型スレート瓦の中には、無機系の材料が使用されているため、専用の下塗りを塗装する必要がある。
• 2回目の屋根塗装の場合は、屋根の状態と塗膜の状態を考えて選ぶ必要がある。
• 光触媒塗料・無機塗料・フッ素塗料などが塗装されている屋根の場合、専用の下塗りを塗装する必要がある。

屋根塗装の施工工程

屋根塗装は、建物の寿命を延ばし、美観を維持するために重要なメンテナンスです。ここでは、屋根塗装の一般的な施工過程を詳しくご紹介します。

1. 事前準備と足場設置

• 近隣への挨拶: 工事中の騒音や振動、塗料の飛散など、近隣住民への配慮として、事前に挨拶を行います。
• 足場の設置:
  • 屋根全体を安全に作業できるよう、足場をしっかりと設置します。
  • 陸屋根や平屋の緩い傾斜屋根の場合は足場を設置しない場合があります。

2. 高圧洗浄

• 汚れ落とし: 屋根に付着したコケ、カビ、汚れなどを高圧洗浄によって徹底的に落とします。
• 下地処理の準備: 高圧洗浄によって、塗料がしっかりと密着する下地を作ります。

3. 下地処理

• ひび割れ補修: 屋根のひび割れ部分を適切な材料で補修します。
• 浮き・剥がれの補修: 塗装が浮いたり剥がれている箇所を補修します。
• 錆止め処理: 金属部分に錆がある場合は、錆止め処理を行います。

4. 養生

• 保護: 塗装しない部分（天窓、煙突など）をマスキングテープなどで保護します。
• 飛散防止: 塗料が周囲に飛散するのを防ぐために、養生シートなどを設置します。

5. 下塗り

• 密着性向上: 屋根材と上塗りの塗料との密着性を高めるために、下塗りを施します。
• 防錆効果: 金属部分には、防錆効果のある下塗りを施します。

6. 中塗り（塗料による）

• 下地と上塗りの接着: 下塗り塗料と上塗り塗料を密着させるために、中塗りを行います。

7. 上塗り

• 仕上げ: 屋根全体を均一に塗り、美しい仕上がりを目指します。
• 耐久性向上: 上塗り塗料によって、屋根の耐久性を高めます。

8. 後片付け

• 足場撤去: 安全に足場を撤去します。
• 清掃: 周囲を清掃し、工事前の状態に戻します。

屋根塗装にかかる期間

屋根塗装にかかる期間は、建物の大きさや複雑さ、天候などによって異なりますが、一般的には1週間～2週間程度です。

名古屋市で屋根塗装を依頼する際の注意点

屋根塗装は、建物の寿命を延ばし、美観を保つ上で非常に重要な工事です。しかし、安易な業者選びや契約は、後々大きなトラブルに繋がる可能性があります。後悔のないよう、屋根塗装を依頼する際には、以下の点に注意しましょう。

薄型スレート瓦の2回目の屋根塗装は要検討！

薄型スレート瓦のカラーベストやコロニアルと呼ばれる屋根材は、2回目以降の屋根塗装はよく考慮する必要があります。また、1回目の屋根塗装の時に検討していただいてもいいと思います。

１. 2回目の屋根塗装を考える理由

薄型スレート瓦の耐久性は一般的に30年前後と言われている。例えばケイミューのグラッサシリーズは30年～35年。
1回目の屋根塗装が築15年前後でおこなわれた場合は、2回目の屋根塗装の塗り替えをおこなった場合は、次回の屋根の塗り替え時期が築30年になってくると薄型スレート瓦の耐久性と同じになってきます。
屋根材の耐久性が過ぎてくると、薄型スレート瓦に屋根塗装をしても屋根材の耐久性的に問題が起きます。耐久性を過ぎた屋根は屋根材が反って隙間が広がり雨漏りにつながる可能性もあります。そのために薄型スレート瓦を屋根の葺き替えや屋根のカバー工法にして屋根材を新しく必要があります。

2. 2回目の屋根塗装の時に検討すること

• 現状の屋根材や屋根塗膜の状態を確認する
• 屋根の葺き替えや屋根のカバー工法も検討する
• 築30年たった時の建物のメンテナンスを想定する
• 予算とランニングコストの検討と比較

屋根塗装でよくあるトラベル事例

屋根塗装は、建物の寿命を左右する重要な工事です。しかし、業者選びを誤ったり、十分な知識がないまま契約してしまうと、様々なトラブルに巻き込まれる可能性があります。ここでは、屋根塗装でよくあるトラブル事例とその対策についてご紹介します。

１. 見積もりの食い違い

問題点: 初期の見積もりと最終的な請求額に大きな差がある。
原因: 工事中に追加工事が必要になったことや、当初の見積もりに含まれていなかった項目が発生したことなどが考えられます。
対策: 複数の業者から見積もりを取り、内訳をしっかりと確認しましょう。契約前に、追加工事の可能性や費用について、詳しく説明してもらうことが大切です。

2. 工事の遅延

問題点: 工事開始日や完了日が遅れる。
原因: 天候不良、他の工事との兼ね合い、業者の手配ミスなどが考えられます。
対策: 契約書に工事期間を明記してもらいましょう。

３. 施工不良

問題点: 塗装のムラ、はがれ、雨漏りなど、施工が不十分な箇所がある。
原因: 業者の技術不足、材料の品質が悪い、下地処理が不十分などが考えられます。
対策: 完成後にしっかりと検収を行い、不具合があればすぐに業者に連絡しましょう。

４. 近隣住民とのトラベル

問題点: 工事中の騒音や振動、塗料の飛散などにより、近隣住民とのトラブルが発生する。
原因: 事前の挨拶不足、作業中のマナーが悪いなどが考えられます。
対策: 工事前に近隣住民に挨拶回りを行い、工事中の状況を説明しましょう。

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