劣化が数多く見られるガラリを金属サイディングでイメージ変更
今日は埼玉県北入曽で戸袋のガラリ部分を金属サイディングを使用してのカバー工法となります。
長い間、雨戸をしまってくれていた戸袋の鏡部分(前面のギザギザになっている所)はすっかり劣化しています。
この鏡部分を金属サイディングで覆っていきます。
その様子をご覧ください。

①カバー工法をするのは、写真の戸袋で塗装の浮き・剥離をおこしています。木製だからこそ塗装による保護は大事です。雨戸に付いた雨水や湿気を換気する場所なので、しっかりと塗装することは大事なことなのです。しかしガラリは羽の部分が破損しやすく、交換をお考えになる方も多いと思います。

②今回使用するのは東邦シートフレーム株式会社製の7.5(ナナハン)シリーズで、色はクリームで、柄はスタッコエンボスを使用します。

③下準備に忙しい職人さんですが、色を見て欲しいとのことで色の最終確認になります。枠とサイディングを押さえながら確認していきます。色も後ろの外壁より少し濃いクリーム色なので、住宅のアクセントとしては綺麗にまとまるはずです。

④下準備を済ませて、枠の取付になります。三方(さんぽう)に枠を固定していきます。上端の部分には職人さんが細工を行って綺麗にまとめていきます。この時に曲がらない・納まりを考えて今回施工する戸袋に取り付けていきます。この溝の中にサイズを合わせた板の部分が入るのです。

⑤こちらは最下段に入るサイディングの板金加工の様子です。一つ一つ丁寧に、サイズに合うように折り曲げ加工をしていく様は職人さんは凄いなと思います。加工~サイズを現物と合わせて確認~おかしければ再調整の作業を繰り返してようやく部材が完成していきます。

⑥綺麗に折り曲げ加工された部材です。ただ折り曲げるのでは無く、使う人が危なくないように、また、雨水が入らないようにと考えることは多数ありますね。もしかしたらお子さんやお孫さんが遊びに来てケガをしたら大変です。そういう気配りを忘れたら嫌ですね。
いよいよ戸袋が生まれ変わります

⑦色々な手順を踏んだ部材たちは、次々と枠の中に並べられて行きます。これも単に入れるだけではなく「板と板にオス・メス部分があり、それを間違えると溝が不規則になる」と職人さんは話していました。単純作業を行っているのだろうと思っていた私は目からウロコがポロポロと落ちました。

⑧順調に進んでいく作業の様子です…少し職人さんの手が止まりました。原因は何だろうか?と思い聞いてみると、切った所が少し引っかかるとのこと。少しだけなら良いのでは~?という気持ちは職人さんの中にはありませんでした。ここも引っかかりの部分を削り直して調整をしていきます。
どうだい?綺麗なものだろう!

⑨隙間なく並べられた部材は見事綺麗に収まりました。先に書いた雨戸に付いた雨水や湿気を換気する場所なので、水や空気の通り道が必要になる訳です。ですが、一番下に入る部材の折り曲げ加工の際に行われていました。塞いでしまったら通り道ができないから、そこはちゃんと計算しているよとの答えが。水が溜まってしまったら、下は木製だからすぐ腐ってしまうよと肝心なことを見落としていた私はここでも目からウロコでした。

⑩こちらは同じ戸袋でも小さめの腰窓用の戸袋です。おなじ戸袋でもサイズが微妙に違ったり、劣化具合も違ったりといった変化があるので、現場でしっかり劣化具合を見極めて施工をしていく職人さんはやっぱり凄いと改めて思い知らされた1日でした。
どうですか? 鏡部分を変えた戸袋はイメージも随分と変わりましたよね。
工事が完了した時にはどのような姿を見せてくれるのでしょうか、楽しみになります。
街の外壁塗装やさん狭山・所沢店はこのような工事のご相談も承っております。
お気軽にご相談くだされば、より良くなるご提案をさせていただきます。
職人さんに感謝と自分の気付きの無さを痛感した次第です。
ご拝読ありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2019年10月18日時点での費用となります。
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