パラペットとは
パラペットは「建物の屋上や、ベランダ・橋梁・埠頭などの端部に取り付けられた低い手すり壁」のことです。屋根の周囲に立ち上がった壁のことで、通常はここに落下防止のための柵が設置されています。
パラペットが設置されるのはマンションやアパートなどの鉄筋や鉄骨構造の建物に見られる平たい屋根…屋上と呼ばれる部分である陸屋根(ろくやね)や、傾斜の緩やかな屋根です。
一般的には落下防止の役割として認識されがちですが、実は屋根の防水においても非常に重要な役割を果たしています!
パラペットが持つ役割
屋根の床面と外壁部を同じ高さにすると、保護機能が欠けるため強度が低下し、雨漏りのリスクが増してしまうのですが…外壁をさらに突き出すことで接合部の強度と防水効果を高め、外壁部分からの雨漏りのリスクを軽減することができます。
こういった効果があることから、パラペットは陸屋根や屋根と外壁の接合部に設置されることが多くあるのです。
こういった効果があることから、パラペットは陸屋根や屋根と外壁の接合部に設置されることが多くあるのです。
陸屋根
陸屋根では、雨水が侵入しないように防水工事が行われます。
パラペットが存在することで、屋根に降った雨は排水溝に流れ込み、そこから排水管を経由して地面に排水されます。
排水が円滑に行われないと、さまざまな問題が生じてしまいます(>_<)
パラペットが存在することで、屋根に降った雨は排水溝に流れ込み、そこから排水管を経由して地面に排水されます。
排水が円滑に行われないと、さまざまな問題が生じてしまいます(>_<)
パラペットがない場合、雨水は屋根から外壁を伝って流れ、外壁に多くの水がかかり、雨漏りのリスクが高まります。この状態が継続すると、壁面に汚れが付着し、苔や藻の発生などが起こる可能性もあります!
外壁の耐久性も低下させる可能性があるため、これらの問題を防ぐためにはパラペットが必要です。
ただし、パラペット自体も雨水の影響を受けやすいため、上部には笠木板金が取り付けられて保護されることがあります。そのため、笠木板金のメンテナンスも重要ですので、忘れずに行いましょう。
ただし、パラペット自体も雨水の影響を受けやすいため、上部には笠木板金が取り付けられて保護されることがあります。そのため、笠木板金のメンテナンスも重要ですので、忘れずに行いましょう。
勾配のある屋根
陸屋根以外にも、パラペットが設置された屋根が存在します。
パラペットは建築物の外観や美しさを高める役割を果たすだけでなく、屋根を隠すことでスタイリッシュな外観を演出することができます。また、店舗などでは看板などを設置することもできます。パラペットの役割は機能面・安全面・デザイン面など多岐にわたり、重要な要素となっています。
パラペットは建築物の外観や美しさを高める役割を果たすだけでなく、屋根を隠すことでスタイリッシュな外観を演出することができます。また、店舗などでは看板などを設置することもできます。パラペットの役割は機能面・安全面・デザイン面など多岐にわたり、重要な要素となっています。
また、パラペットが三方向に取り付けられることもあり、これは三方向パラペットとして知られています。
パラペットがあることによるデメリット
パラペットには、外壁やサッシの防水性を確保し、外観のデザインを向上させる役割がある一方で、雨漏りしやすいというデメリットがあります。
また、もう一つのデメリットとして挙げられるのが「トラブルを起こしやすいところが多いため、メンテナンスが必要な部分が多い」ということです。
パラペットが設置されていると、パラペットそのもののメンテナンスが必要になります。以前は主に店舗や大きな建物で見られましたが、最近では戸建て住宅でも使用されるようになりました。そのため、窯業系サイディングや金属外壁など、さまざまな素材が使われており、それに合わせたメンテナンスが必要です。
パラペットのメンテナンス方法
パラペットのメンテナンス方法には、掃除や補修が主な方法として挙げられます。
1. 掃除
パラペットの表面には、雨や風によって汚れや塵が付着してしまいます。定期的な掃除を行うことで、汚れを除去し、パラペットの状態を保つことができます。
2. 補修
パラペットが劣化している場合、補修が必要です。一般的にはシーリング材やモルタルなどの補修材を使用して、劣化部分を修復します。補修する際には、適切な補修材を選択し、施工方法を正しく行うことが重要です!
また、メンテナンスすべき箇所が多岐に渡りますのでそれぞれ見ていきましょう!
笠木
パラペットの上部にある部分を笠木と呼びます。笠木は雨漏りの原因になりやすい箇所ですので、劣化が見られたらすぐに修理しましょう。
適切なメンテナンス方法は、定期的な塗装やつなぎ目のコーキング補修です。
ただし、劣化が進行している場合は笠木を交換する必要があります!
適切なメンテナンス方法は、定期的な塗装やつなぎ目のコーキング補修です。
ただし、劣化が進行している場合は笠木を交換する必要があります!
胸壁
笠木の下にある、外壁から立ち上がった壁のことを胸壁と呼びます。
通常、外壁と同じ素材で作られています。外壁と同じように、定期的な塗装が必要です。
さらに、ひび割れが見られた場合は、コーキング補修を行いましょう!
通常、外壁と同じ素材で作られています。外壁と同じように、定期的な塗装が必要です。
さらに、ひび割れが見られた場合は、コーキング補修を行いましょう!
箱樋、内樋
パラペットの内部に取り付けられた雨樋は、箱樋や内樋と呼ばれます。
パラペット内部に吹き込む風によって、落ち葉やゴミがたまりやすく、雨とともに雨樋に流れ込んで詰まることがよくあります。その結果、雨水がうまく排水されず、雨漏りが発生します。
台風や強風の後など、定期的な清掃が必要です。
パラペット内部に吹き込む風によって、落ち葉やゴミがたまりやすく、雨とともに雨樋に流れ込んで詰まることがよくあります。その結果、雨水がうまく排水されず、雨漏りが発生します。
台風や強風の後など、定期的な清掃が必要です。
排水溝
陸屋根のパラペットの内側にある排水溝は、メンテナンス方法が防水工事とほとんど同じです。表面の仕上げコートが色あせてきたら、再塗装のタイミングです。
5~7年ごとにトップコートの再塗装を行うのがベストです。
5~7年ごとにトップコートの再塗装を行うのがベストです。
屋根全体が劣化している状態だったら…
屋根葺き替え工事は、屋根材だけでなく屋根下地も補修ができますので、雨漏りの不安も解消できる工事となっております!
また、メンテナンスを考える際は、メンテナンス業者の選定、お見積もりの比較も重要です。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、建物の安全性と寿命を保つことができます!
また、メンテナンスを考える際は、メンテナンス業者の選定、お見積もりの比較も重要です。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、建物の安全性と寿命を保つことができます!
パラペットのメンテナンスも街の外壁塗装やさんにお任せください
パラペットは建物の縁や境界部分を覆う部分で、外部からの影響を受けやすいため定期的なメンテナンスが必要です。
街の外壁塗装やさんでは、外壁塗装工事だけではなく、パラペットを含む建物全体の点検を行い、最適なメンテナンス方法を提案します!
点検・お見積りの作成まで無料で行っておりますのでご安心ください♪
パラペットのあるお住まいでメンテナンスにお悩みの方は、是非お気軽にご相談ください!(^^)/
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記事内に記載されている金額は2024年03月26日時点での費用となります。
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