屋根のリフォーム方法としてよく耳にする「二重屋根(カバー工法)」。
既存の屋根の上に新たな屋根材を重ねるこの方法は、工期短縮やコスト削減といったメリットがありますが、注意すべき点もあるんです(>_<)
特に屋根の重量が増えることで耐震性に影響したり、下地の劣化を見逃してしまうリスクも…。
今回は、そんな「二重屋根」のデメリットや注意点について詳しく解説いたします!
二重屋根とは?リフォームでよく使われる屋根カバー工法の概要

屋根リフォームの中でも、近年よく行われているのが「屋根カバー工法」です。
これは既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
この工法を用いた屋根は「二重屋根」とも呼ばれています(^^)/
解体作業を抑えられる分、費用や工期の削減が見込めるため、多くの住宅で採用されています。
また、既存の屋根材をそのまま残すため、断熱性や遮音性がアップするというメリットもあります。
ですが、もちろん良いことばかりではありません(>_<) 二重屋根にすることで発生する「デメリット」も把握しておくことが大切です!
二重屋根のデメリット①:屋根の重量増加による影響

最大のデメリットの一つが「屋根の重量が増える」ことです。
屋根は建物の一番高い位置にあるため、重さが増えると、建物全体に大きな影響を与えてしまいます。
特に、築年数の古い住宅や木造住宅では、耐震性能が十分でないケースもあり、二重屋根にすることで地震時の揺れが大きくなるリスクが懸念されます。
軽量な金属屋根(例:ガルバリウム鋼板など)を使用することである程度はカバーできますが、「屋根が重くなる=構造への負荷が増す」という点は、必ず理解しておきましょう。
二重屋根のデメリット②:下地の劣化に気づきにくいリスク

カバー工法では、既存の屋根材を撤去しないため、屋根の下地部分の確認が難しくなります。
もし、元の屋根材やその下の防水紙、野地板などが傷んでいても、見逃される可能性があるのです。
そのまま新しい屋根材をかぶせても、内部に湿気や水分がこもり、結露や腐食が進行してしまうことも…(>_<)
これではせっかくのリフォームも、数年後に再度修繕が必要になってしまうかもしれません。
したがって、施工前の点検をしっかり行ってくれる業者を選ぶことがとても大切です(^^)/
二重屋根に向いているケースと向いていないケースとは?
カバー工法が適しているかどうかは、屋根の状態や住宅の構造によって異なります。
向いているケースは、以下のような条件を満たしている場合です。
・既存の屋根下地に大きな腐食や雨漏りがない
・使用する屋根材が軽量である(ガルバリウム鋼板など)
・築年数が比較的新しく、構造がしっかりしている

逆に、以下のような場合は注意が必要です!
・屋根にすでに雨漏りがある
・野地板が劣化している可能性が高い
・既に屋根が重く、さらに重量を増やすと構造的に不安
「うちは大丈夫かな…?」と感じたら、まずは専門業者による点検を受けてみましょう(^^)/
まとめ:二重屋根のメリットとデメリットを正しく理解しましょう


二重屋根(屋根カバー工法)は、工期が短く費用も抑えられる便利なリフォーム方法ですが、屋根が重くなることや、下地の劣化が見えづらくなるといった注意点もあります。
住宅の状態によっては、屋根カバー工法よりも葺き替えが適している場合もあるため、施工前にはしっかりと点検を行い、最適な方法を選ぶことが大切です。
街の外壁塗装やさんでは、専門スタッフが無料点検を行うサービスも実施中です。メールフォームやお電話でお気軽にご相談くださいね(^^)/
記事内に記載されている金額は2025年05月21日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。