屋根リフォームを検討中の方にとって、意外と見落としがちな「屋根勾配(こうばい)」。
この勾配によって、屋根材の選び方や雨漏りリスク、施工方法が大きく左右されることをご存じでしょうか?
今回は、屋根勾配の基礎知識と、屋根工事を成功させるためのポイントについて解説いたします(^^)/
屋根勾配とは?数字で表される“傾き”のこと
屋根勾配とは、屋根の傾き(斜面の角度)を数値化したもので、通常は「○寸勾配」や「勾配○/10」のように表されます。
たとえば「4寸勾配」は、水平に10進んで高さが4上がるという意味です。

代表的な勾配の種類
1寸〜2.5寸:緩勾配(非常にゆるやか)
3寸〜5寸:中勾配(一般的な住宅で多い)
6寸以上:急勾配(デザイン性や雪対策に優れる)
勾配が変わるだけで屋根の印象がガラリと変わるんです(#^^#)
勾配によって使える屋根材が異なる!
屋根勾配が大きく影響するのが「使用できる屋根材の種類」です。
実は、屋根材には適用できる最小勾配が決まっており、それよりも緩やかな屋根には使えません。
例



瓦:3.5寸以上必要(重く、雨が入りやすいため)
スレート(カラーベスト):3寸以上
金属屋根(ガルバリウム鋼板など):1.5寸以上でOKな製品もあり
つまり、同じ屋根材でも「勾配次第では施工NG」になることもあるので、屋根材選びは慎重に行う必要があります!
勾配が急すぎても緩すぎても問題あり?
一見、急勾配のほうが雨水が流れやすく、メリットが大きいように思えますが、実はそれぞれに注意点があります。
急勾配(6寸以上)

メリット:雨漏りしにくい、雪が積もりにくい
デメリット:足場が不安定になるため施工費が高くなる、強風に弱いケースも
緩勾配(3寸以下)

メリット:施工がしやすく費用が抑えられる
デメリット:水はけが悪く雨漏りリスクが高い、使える屋根材が限られる
そのため、地域の気候や建物構造に合わせた「適正な勾配選び」がとっても重要なんです(^^♪
屋根リフォーム時に勾配を変えることもできる?
基本的には、既存の屋根構造に従ってリフォームを行いますが、「屋根の葺き替え」や「大規模リノベーション」の際には、勾配の変更も可能です。
たとえば…
・雨漏りが多発しているから、少し勾配をきつくしたい
・デザイン性を高めたいから、洋風の急勾配にしたい
・太陽光パネルを設置したいので最適な角度にしたい
といったケースでは、勾配変更も視野に入れたリフォーム計画を立てることが有効です。

ただし、建物の構造や許容荷重とのバランスが必要なため、必ず専門業者としっかり相談してくださいね。
まとめ|屋根勾配は“屋根の性能”を左右する大事なポイント!

屋根勾配は、見た目のデザインだけでなく、屋根の耐久性・防水性・使える材料・施工費用など、さまざまな要素に関係しています。
屋根リフォームや外装メンテナンスを成功させるためには、この勾配をしっかり理解し、適正なプランを選ぶことが大切です。
街の外壁塗装やさんでは、屋根の勾配や状態に合わせた無料点検・メンテナンスプランのご提案を行っています。
勾配に適した屋根材の選定から施工方法まで、専門スタッフが丁寧にご案内いたします。
メールフォームでは24時間お問い合わせ可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください(^^)/
記事内に記載されている金額は2025年06月30日時点での費用となります。
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