バルコニー床の不具合


袖ケ浦市にお住まいのお客様から「二階バルコニーの床がブカブカする」とのお問い合わせがありました。調査にて確認すると床面はFRP工法により仕上げられており、今までメンテナンスなどおやりになっていなく、気がつけば亀裂が入っている状況だったそうです。
丁度、真ん中にあたる場所の床面がブカブカになり、床の下地に雨水がしみ込んでいる状況です。両サイドに雨水を逃がすドレインが設置されており、両サイドに雨水が逃げて行くように水勾配が設定されていました。雨漏れ個所は勾配の頂上にあたる場所です。下地はここを頂点としてベニヤの継ぎ目になっているため、通年の歩行によって継ぎ目が割れてしまったようです。
下地取り付け

FRPを取り除くことは非常に困難です。よって、ベニヤの床を下地としてカバー工事をいたします。今回はウレタン防水で仕上げますので下地を合板ベニヤにて設置いたします。今回使用するのはT1ベニヤです、ベニヤにはT1・T2・T3と種類があり耐水性に優れているものが、T1になります。お値段もお高くなります。ホームセンターなどで売られている安いベニヤはT3であることがほどんどなので、きちんと確認してからの購入しましょう。
T1ベニヤは外部の多少の湿気にも使用が出来ますが、T3では使用が出来ません。使用すると通常より早く不具合が生じてしまうでしょう。
下地取り付け工事


下地には床専用のウレタンボンドを使用し取り付けました。釘やビスだけですと、止まり切れず振動などで動いて仕上げ材の割れやヒビを誘発することがあるので、必ずボンドを併用いたします。既存の床に合わせてベニヤを切り取り、貼り付けます。
下地は千鳥張りで、二重に張り付ける事が通常です。2枚貼るのですが、一枚目と二枚目の継ぎ目が同じ場所にならない様にいたします。古い建物ですと千鳥張りなどしていないケースがあり、継ぎ目に亀裂が入りやすく、不具合も発生しやすくなりますので、マメ知識として覚えとくと良いでしょう。
記事内に記載されている金額は2018年04月17日時点での費用となります。
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