本日は大網白里市永田のお客様より承りました、外壁調査の様子をお届けいたします。
今回ご紹介いたしますお客様はは、今年で築20年になるお住まいで、今まで屋根、外壁ともに10年ほど前に一度メンテナンスをされているそうです。
最近になって外壁のひび割れが気になりだし、そろそろメンテナンスの頃合いと感じ、ご相談を承りました。
二度目のメンテナンスをご検討。外壁のクラックが悩みのタネ


それでは調査の模様をお伝えいたします。
外壁はモルタル外壁ですね。前回のメンテナンスから10年ということですので、まずは外壁の塗膜面から見てみましょう。
直接外壁を触って塗膜面の劣化具合を見てみます。軽く触っただけですが、指先に白いチョークの粉のようなものが付着しました。
これは一般にチョーキング(白亜化)現象と呼ばれるもので、塗料が劣化すると塗膜が粉化する現象です。この白くなるチョーキング現象が起こると外壁塗装時期のサインとも言えます。
まだ10年ということもありますが、風通しなど環境がいいのか、外壁に目立つような苔や藻の繁殖は見られませんでした。
しかし、注意深く点検しますと、クラックが数か所あるのが確認できました。
クラックは築10年を過ぎて塗膜が劣化し始めたモルタル外壁によく見受けられる現象ですが、このまま放置しますと、初めは小さく微細なクラックでも、どんどんと大きくなっていき、しまいには亀裂から雨水が侵入し、内部の下地材を腐らせてしまう可能性がでてきます。そうなりますと補修にかなりの費用がかかってしまいます。クラックはなるべく早期に補修されたほうが最終的にはリーズナブルです。
スレート屋根には苔が繁殖し始めています


続いて屋根のチェックに移ります。
屋根は化粧スレートを使用しています。
やはり前回のメンテンナンスから10年ということもあり、部分的にカビや藻の繁殖が確認できますが、屋根全体的には比較的良好な状態のようです。
屋根の上に上って歩いてみます。スレート屋根の踏みごたえでスレートや下地材の状態を確かめます。スレート自体にはまだ亀裂や変形、ソリなどが見られません。下地材の方も体重をかけて沈むようなこともなく、比較的良好な状態ですので、今回は洗浄と塗装工事のみで対応できそうです。
お客様には写真をご覧いただきながら、状況をご説明いたしました。
ご提案いたしました工事として、外壁に関しましてはクラックの補修作業と塗装工事をご提案いたしました。塗料に関しましてはモルタル外壁のクラックに高い対応性を持つ高弾性塗料のエラストコートをおすすめいたしました。エラストコートはひび割れに強いだけでなく次回の塗装の時は下地塗不要になりますのでリーズナブルでもあります。
屋根に関しては人気も高く、耐候性・耐久性の高い日本ペイントのファインパーフェクトベストをおすすめさせていただきました。

記事内に記載されている金額は2019年05月01日時点での費用となります。
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