築24年経過、モルタル外壁の塗膜が劣化しクラックが多数発生


それでは早速調査を行います。 今回のお客様の外壁はモルタル外壁になります。 24年間塗装メンテナンスを行ってこなかったせいか、外壁全体が色褪せた印象を受けます。 直接外壁を触って塗膜の上体を確認してみます。外壁を触った手がべっとりと白くなりました。まるでチョークの粉が付いたように指先が白くなりましたが、これはチョーキング現象といい、外壁に塗られた塗膜が劣化し、粉化してしまった現象です。その粉化した塗膜がチョークの粉のようにべっとりと手についたというわけで、塗膜が劣化したサインでもあります。塗膜はその外壁の状態や環境にもよりますが、だいたい8年から10年で劣化し塗装メンテナンスの時期となります。
破風の塗膜も劣化し剥離してきています


調査を続けましょう。 塗膜の劣化と同じくらい気になるのが大きなクラックです。特にモルタル外壁ですとセメントベースでできているモルタルにはなかなか切り離せないもので、クラックを防ぐためにもマメな補修と塗装によるメンテナンスが大切になってきます。髪の毛のような微細なクラックであればまだ心配はないのですが、ここまで大きくなってしまうと見過ごすわけにはいかないでしょう。クラックは小さければ補修が楽で費用もかかりませんが、放置して大きくなってしまいますと、下地材や構造材まで補修することになり、費用もばかになりません。 続いて屋根の付帯部分、破風をみてみましょう。 やはり外壁同様、塗装メンテナンスを行ってこなかったので、かなり塗膜が劣化しており、場所によっては塗膜面がひび割れを起こし、木部から剥離してしまっていました。こうなってしまいますと、雨水を防ぐことができず、腐食してしまう一方ですので、早急に補修が必要です。放置いたしますと、雨漏りの原因になったり、軒天にまで悪影響を及ぼし、化粧板などが傷みかねません。

調査を終えて、お客様には写真をご覧いただきながら状況をご説明いたしました。 今回ご提案いたしました工事として、外壁に関しましては10カ所以上のクラック補修作業、それに加えて全体的な高圧洗浄と塗装工事を、付帯部分には2階破風の補修工事、1階破風の塗装工事をご提案いたしました。外壁に使用する塗料に関しては、このようなモルタル外壁特有のクラックに対して最適と言える高弾性塗料のエラストコートをおすすめいたしました。塗装メンテナンスは部材が傷む前、早め早めのメンテナンスがおすすめです。
記事内に記載されている金額は2019年07月30日時点での費用となります。
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