プライマーとは?
プライマーとは、簡単に言ってしまうと「下塗り塗料」のことです。英語の「primary」が語源になっていて、「最初の」「一番目の」といった意味があります。塗装における下塗り・中塗り・上塗りという基本工程の中で、一番最初に行う下塗りに用いる塗料ですのでプライマーと呼ばれるようになりました。シーラーやフィラーと呼ばれることもありますが、これらもプライマーの一部で、用途によって呼び分けられています。
プライマーの役割
外壁塗装において、プライマーがもつ役割は非常に重要です。プライマーは接着剤のような役割を果たしており、塗装面と上から塗られる仕上げ塗料の密着性を高めます。プライマーを塗らずに仕上げ塗料を塗ってしまうと、塗料が塗装面に密着せず、すぐに剥がれてしまう可能性があります。また、ただプライマーを塗れば良いというわけではなく、下塗り前に塗装面を綺麗に清掃し、ヒビやクラック等があれば補修するといった下地調整も重要です。丁寧な下地処理、下塗りが合わさって初めて長持ちする丈夫な塗膜を形成することができるのです。
プライマーの種類
プライマーには、塗料に付加機能を加えた製品もあります。・防錆プライマー
その名の通り、錆を進行を止める成分が含まれたプライマーです。鉄部なの塗装に使用されます。
・浸透性プライマー
塗装対象の奥まで浸透し、補強する効果があります。外壁にできた細かなヘアークラックなどを補修することが可能です。
・導電性プライマー
工場などで使用されることがあります。電気を通しやすい性質を持ち、火災の原因にもなる静電気の蓄積を防ぐことができます。
このように、様々な機能を持ったプライマーがありますので、建物の用途や外壁の状態・素材、仕上げ塗料との相性に応じて適切なプライマーを選定することが大切です。充分な知識と経験が求められます。
千葉県富津市での塗装事例を紹介!
千葉県富津市で行った外壁塗装の施工事例をご紹介します。丁寧な下地処理・下塗りを行い、綺麗で丈夫な仕上がりになりました。
洗浄・下地調整
まず初めに高圧洗浄を行い、外壁の汚れやゴミを綺麗に落とします。不純物が付着していると塗料がうまく付着しなくなってしまうので注意が必要です。洗浄が終わった後は、破損個所の補修です。欠けていた部分をパテで補修しました。
下塗り(プライマー塗布)
下地調整が終わったら、一回目の塗装「下塗り」です。プライマーを丁寧に塗っていきます。
中塗り・上塗り
下塗り後の乾燥工程を終え、中塗り・上塗りを行います。塗りムラがないよう均一に塗布するのは意外に難しく、職人の腕が光ります。上塗り後、充分に乾燥させれば塗装工事は完了です。クリーム色だった外壁が明るいイエローに生まれ変わり、施主様にもご納得いただける仕上がりとなりました。
記事内に記載されている金額は2023年05月24日時点での費用となります。
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