そもそもトタンってどんな素材?
トタンは、「亜鉛めっき鋼板」(Zinc-coated steel sheets)の通称であり、鉄に亜鉛めっきを施すことで耐久性を向上させた建材です。亜鉛めっきが鉄の表面を保護し、錆や腐食から守る効果があります。
トタンのメリット・デメリット
メリット
・耐久性が高い
・軽量性
・経済性
表面に亜鉛めっきが施されているトタンは、通常の鋼板よりも錆や腐食への耐性が高く、耐久性の高い素材です。実は15年~20年程の耐用年数があるのですが、これは適切にメンテナンスされている場合に限ります。錆が広がってしまっているトタンのほとんどは、不具合が出ていないからとメンテナンスを怠ってしまったことが原因です。・軽量性
薄い鋼板であるトタンは、屋根材・外壁材の中でも軽量で扱いやすい建材であるため、建物にかかる負荷を軽減することができます。・経済性
低コストで購入できる点も長所の一つです。ホームセンターなどで購入することも可能ですので、DIYなどで重宝されています。
デメリット
トタンの一番のデメリットは、熱伝導率の高さでしょう。太陽光や熱を吸収しやすくなります。断熱効果を高めたい場合には、断熱材と組み合わせて施工する必要があります。
腐食耐性のあるトタン、なぜ錆びてしまう?
亜鉛めっきによって錆に強いはずのトタンがどうして錆びてしまうのでしょうか?それは、経年劣化によってめっき成分が減少してしまうことが原因です。めっき成分は水分に溶けだしてしまう性質があるため、長い期間風雨に晒されるとめっき成分が減少してしまうのです。めっき成分を減少させないためには、塗装での保護が必要になるのです。塗装が劣化してめっきがむき出しの状態が長く続くと、めっきが減少して錆が発生してしまうのです。一度錆が発生すると、どんどん錆が広がってしまいますので、錆びる前の塗装メンテナンスが必要なのです。
トタン外壁の塗装メンテナンス事例
こちらは、千葉県市川市で行ったトタン外壁の塗装メンテナンスの様子です。1枚目、塗装が色褪せてしまった外壁が、2枚目の様に綺麗なツヤを取り戻しました。築30年になるというお住まいですが、塗装の色褪せ以外に錆や腐食といった劣化はなく、大切にメンテナンスされてきたことが伺えました。しっかりとメンテナンスをすれば、トタンは長持ちするというのがお分かりいただける事例ではないでしょうか。記事を読まれている方の中にトタン屋根・トタン外壁の方がいらっしゃいましたら、何かしらの不具合が出る前にメンテナンスしてあげてください。
記事内に記載されている金額は2023年06月02日時点での費用となります。
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