下屋(げや)は玄関ポーチや1階部分によく見られる屋根のことです。建物の頂点に位置している屋根は「大屋根」に分類されるため、下屋が無いというお住いももちろんあります。最近では軒ゼロ物件なども増えてきましたが、もちろん下屋にも大きなメリット、そしてメンテナンスが必要となる理由がありますので、実例とともにご紹介したいと思います。
下屋のメリット
下屋は差し掛け屋根とも言い、大屋根に比べると面積はかなり狭いものもあります。2階が1階よりも小さいと、1階部分に屋根が付いていますよね。あれも下屋に分類できます。ただ、1階にあっても窓上にある小さな屋根は庇となりますので、少し迷われるかもしれません。
下屋のメリット:
1. 外壁の劣化を防ぐ
下屋が存在するお住いでは、外壁が紫外線や雨水からの影響を受けにくくなります。紫外線や雨水は外壁の劣化の原因となるため、下屋があることで外壁がそれらの影響を受けにくくなり、塗膜や建材が傷みにくくなります。また、日光が直接当たらないことで室内の温度調節にも役立ちます。
2. スペースを活用できる
普段生活していて一番実感しやすいメリットがスペースの活用でしょう。下屋があることで、雨が当たらないスペースを確保することができます。このスペースは自転車置き場や物置として活用することができます。
3. デザイン性の向上
下屋を設置することで、単純に外観の個性的さやデザイン性を高めることができます
雨漏りが発生する前に下屋のメンテナンスをしましょう
下屋があることで外壁との取り合い部分が発生するため、シーリングや雨仕舞いが適切に行われていない場合、雨水が浸入しやすくなります。そのため、下屋が雨漏りのリスクを高める可能性があります。定期的なメンテナンスや点検が必要となります。市川市真間で行った下屋の点検についてご紹介いたします。
下屋には大屋根と同じスレート屋根材が使用されていました。スレートはほとんど色褪せており、防水性の低下から苔の発生も見受けられます。これらはスレートを保護している塗膜が劣化し、屋根材が傷んでしまうサインですので、屋根塗装工事をご提案いたします。
また、下屋特有の外壁との取り合い部分では大きな亀裂が入っており、こちらも外壁材であるモルタルを傷める原因になる他、雨水が浸入し雨漏りを引き起こす可能性があります。そこで亀裂の補修と外壁塗装についても合わせてご提案いたしました。
まだご紹介していない下屋のメリットとしては、2階から見下ろす形で屋根の状態を確認しやすいというものがあります。もし不具合に気が付かれましたら、街の外壁塗装やさんへご相談ください。点検は無料、外壁塗装の参考価格としては税込657,800円~より承っております。
記事内に記載されている金額は2023年06月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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