「はふ(破風)」は「破風板」とも呼ばれ、屋根の中でも雨樋が設置されていない軒先の側面を指します!
今回は、破風板の場所や役割と併せて、現地調査の様子をご紹介致します(^^)/
破風(はふ)とは?
破風の場所や役割
破風(はふ)とは、主に切妻(きりつま)や入母屋(いりもや)造りの建物において、屋根の端部分にあたる三角形の部分、またはその斜め部分に取り付けられる板のことを指します。分かりやすく言いますと、屋根の雨樋が取り付けられていない軒先の側面が、破風(はふ)の場所になります!
屋根は上面から雨や雪などの様々な外的要因からお住まいを守っておりますが、屋根の側面を守っているのは、「破風板」です。
台風などによる側面や下側からの吹き付ける強風・強い雨から屋根を守る事が主な役割で、屋根側面からの雨水の浸水を防止します(#^^#)
一般的に破風板の材質には木製のものが多く使用されてきました。
ですが、木製の素材は塗装によって保護されています。その為、多くの場合には定期的な塗装メンテナンスが必要となりますので注意が必要です。
また、、現在ではメンテナンスの手間を考慮して合成樹脂製の破風板も広く使用されるようになっています。
破風の造形や材質も、建築技術の進化とともに変化しています(^^)/
景観を美しく見せる役割も併せ持つ「破風」
破風(はふ)は、屋根を側面から守る役割を担う一方で、建物の外観を左右する重要な要素でもあります!建物を装飾するために用いられることも多く、伝統的な日本建築では特に重要視されてきました。
その為、屋根の形状や建築様式によって様々なデザインが存在します(#^^#)
また、破風の形状やデザインは時代や地域、建築様式によって変化し、それぞれの文化や技術の特徴を反映しています。
例えば、姫路城では入母屋破風、唐破風、千鳥破風、比翼入母屋破風といった複数の破風が組み合わされ、非常に複雑な造形が美しい景観を演出しています!
破風の劣化・メンテナンス
破風の劣化症状とその原因
現在では樹脂製の破風板も登場していますが、一般的に破風の材料には「木材」が使用されています。木製の破風板は塗膜によって防水性が備えられていますが、破風は横殴りの雨風・紫外線などが降り注ぐ過酷な環境に置かれています(;_;)
そうした環境は破風板に施された塗膜は劣化してしまうと同時に防水性も低下してしまう原因となり、木材が水分を吸水する事で腐食・劣化促進に繋がります。
また、塗膜は劣化進行により色褪せ・剥離などの症状が発生しますので、見栄えが悪くなってしまう事も大きな問題です!
破風のメンテナンス方法
破風に木材が使用されている場合、一番重要なメンテナンス方法として挙げられるのが塗装メンテナンスです!
前述の通り、塗装は破風板を過酷な自然環境から保護し、劣化の進行を低減してくれます。
素材を水分や紫外線から守ることで、破風板の寿命を延ばす事や美観を保つ事にも繋がります!
また、状態によっては板金や合成樹脂製の素材でカバーするメンテナンス方法もあり、木材と比較して耐久性・防水性が向上します。
ただし、内部の状態を視認する事が出来なくなりますので、定期的な点検は必ず行いましょう(^^♪
劣化状態や景観、お住まいの立地などを含めて最適なメンテナンス方法を選択する事が重要です(^^)/
破風の現地調査・メンテナンス事例をご紹介!
続いて、実際にご依頼を頂いた破風の現地調査・メンテナンスの事例を詳しくご紹介致します!
塗膜が劣化した破風板の現地調査の様子
八街市勢田のお住まいにて実施させて頂いた、破風板の現地調査の様子をご紹介致します。
塗膜の劣化・剥離が進行した破風板
破風板を調査させて頂きますと、表面に施されている塗膜の劣化・剥離が確認出来ました(>_<)
表面はガサガサと凹凸が大きく、防水性も低下している状態です。
素材である木材への浸水、雨漏り被害が心配されます。
表面はガサガサと凹凸が大きく、防水性も低下している状態です。
素材である木材への浸水、雨漏り被害が心配されます。
破風板の劣化が原因で軒天に発生した雨漏り
また、軒天の一部が変色して剥がれてしまっている事が確認出来ました。
破風板から吸収した水分により、ここから雨漏りが発生してしまっている様です…。
調査の結果、雨漏被害・原因が特定できましたので軒天・破風板の補修工事をご提案させて頂きました。
破風板から吸収した水分により、ここから雨漏りが発生してしまっている様です…。
調査の結果、雨漏被害・原因が特定できましたので軒天・破風板の補修工事をご提案させて頂きました。
破風板板金カバー工事の施工事例
軒天・破風板の補修をご検討されているO様より、ご相談を頂いたことが工事のきっかけです!
木製の破風板を確認させていただきますと、塗膜の剥離が著しい状態でした(:_;)
木材は水分による劣化を防ぐために塗装が必要ですが、同時に何回塗り直しても塗料が剥離しやすいという特徴を持っています。
その為、木製の破風板の塗膜が剝がれてしまい、素地が露出してしまっているケースは非常に多いです。
また、軒天の一部分は経年による劣化によって剥がれてしまっていました(>_<)
軒天は雨水の影響を受ける事はありませんが、湿気の影響で劣化が進行してしまいます。
今回は、破風板板金カバー工事と併せて、軒天増し張り工事をご提案させて頂きました!
破風板板金カバー工事を中心に工事の様子をご紹介致します(^^)/
まずは、新規にカバーするガルバリウム鋼板を破風板の幅に併せて加工していきます!ガルバリウム鋼板は、耐久性に優れ錆に強い金属素材です。
また、加工性にも優れていますので、今回の様に工事場所に合わせて柔軟に形状を成型する事が出来ます!
成型したガルバリウム鋼板に防水処理を施し、破風に被せて固定をすれば工事完了です(^^)/
破風の板金カバー工事が完了致しました!ガルバリウム鋼板を使用致しましたので、景観もスタイリッシュになりましたが防水性・耐久性も大きく向上したと思います!
破風板の劣化は軒天に被害を及ぼす可能性があります!
破風板は屋根側面からの浸水を防止する重要な役割があります!
破風板の劣化によって屋根側面からの浸水を許してしまいますと、軒天からの雨漏りなど大きな被害に繋がります(>_<)
被害の拡大を防ぐ為にも破風板の定期的な点検・メンテナンスをオススメ致します!
私達、街の外壁塗装やさんは破風板の補修・塗装メンテナンスの施工実績も豊富にございます。
長らく破風板の点検やメンテナンスをされていない方がおられましたら、是非一度ご相談下さい!
知識・経験共に豊富な専門スタッフによる点検から最適な施工方法のご提案、お見積りの作成まで無料にて承っておりますので、どうぞご安心ください!
破風板の劣化によって屋根側面からの浸水を許してしまいますと、軒天からの雨漏りなど大きな被害に繋がります(>_<)
被害の拡大を防ぐ為にも破風板の定期的な点検・メンテナンスをオススメ致します!
私達、街の外壁塗装やさんは破風板の補修・塗装メンテナンスの施工実績も豊富にございます。
長らく破風板の点検やメンテナンスをされていない方がおられましたら、是非一度ご相談下さい!
知識・経験共に豊富な専門スタッフによる点検から最適な施工方法のご提案、お見積りの作成まで無料にて承っておりますので、どうぞご安心ください!
記事内に記載されている金額は2024年03月08日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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