外壁塗装の塗料の臭い、外壁塗装を検討されるほとんど全ての方が気にされるのではないでしょうか。塗料やペンキ独特のあの臭い、苦手な方にとっては耐え難いものですよね。ご自身が平気でも近隣の住まいから苦情が入らないか気が気でない方もいるでしょう。住宅地など、建物が密集している地域であればなおさらです。
今回は、臭いが気になって外壁塗装に二の足を踏まれている方へ、耳よりの情報をお届けしていきますので、どうぞ最後までご覧ください。
外壁塗装の臭いについて
外壁塗装は、美観や耐久性を維持するために必要な作業ですが、その際に発生する臭いは住民や近隣住人にとって懸念される問題です。臭いがいつまで続くのか、そして塗料の種類による臭いの違いについて理解することは重要です。
外壁塗装の臭い、いつまで続く?
外壁塗装の臭いが続く期間は、塗料の種類や気象条件、施工方法などに影響されます。一般的に、油性塗料を使用した場合、臭いの持続時間が長くなります。特に中塗りと上塗り、そして乾燥の工程が終わるまでの約3日間は、臭いが強く感じられる期間とされています。
一方、水性塗料を使用した場合、臭いの持続時間は比較的短くなりますが、気象条件や施工状況によって異なります。
外壁塗装の臭いは、通常の換気や空気清浄機では完全に除去できないことがあります。臭いが気になる場合は、施工前にしっかりと計画を立て、臭いが強い期間には外出するなどの対策を検討することが重要です。
塗装に使用する油性塗料と水性塗料の違い
外壁塗装に使用される主な塗料には、油性塗料と水性塗料の2種類があります。これらの塗料の違いは、主に原料として使用される溶剤の種類にあります。
油性塗料は、溶剤としてシンナーなどの有機溶剤を使用します。これにより、塗料が乾燥する際に揮発する有害な化学物質が放出され、強い臭いが発生します。一方、水性塗料は、水を溶剤として使用します。そのため、乾燥時に放出される化学物質の量が少なく、臭いも比較的軽減されます。
水性塗料は耐久性や防水性などの面で油性塗料に劣る場合があります。そのため、外壁塗装を行う際には、塗料の選択に慎重になる必要があります。最近では、臭いが少ない油性塗料や、性能が水性塗料に匹敵する塗料も開発されており、適切な塗料を選択することで臭いの問題を軽減することができます(*^_^*)
外壁塗装時の臭気対策
「臭いが気になる…!」塗装作業中の臭気対策としてどのようなことが有効なのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
換気扇を回す・十分に換気をする
外壁塗装時の基本的な臭気対策としては、換気扇を回す・十分に換気をすることが挙げられます。換気扇を使用することで、作業中に発生する臭いを効果的に排出することができます。また、窓を開閉して空気の流れを確保することも有効ですが、外壁塗装の際には養生を行うため、窓を開けることができない場合もあります。その場合は、換気扇を回すことで臭気を外部に排出することができます。
ただし、換気や窓の開閉による臭気対策は、外部の気象条件に左右されることがあります。風向きや風の強さによっては、換気が不十分になることがあります。そのため、作業現場の状況や気象条件に応じて、臭気対策を柔軟に調整することが重要です。
また、外壁塗装の臭気は通常の空気清浄機では除去することができません。むしろ、空気清浄機を使用することで臭いが部屋中に行き渡る可能性があるため、注意が必要です。
臭いが発生する工程時は外出する
外壁塗装の作業中には、特に臭いが強くなる工程があります。そのような時は、できるだけ作業現場から離れるようにしましょう。臭いが特に強くなるのは、中塗りや上塗り、そして乾燥の工程です。これらの工程が行われる際には、作業現場から離れて外出することで、臭いを避けることができます。外出する際は、作業スケジュールを事前に確認し、臭いが強くなる時期に合わせて計画を立てることが重要です。通常、外壁塗装の作業期間は数日間程度ですので、長期間の外出は必要ありません。短期間の外出でも、臭いを避けることができます。
臭いが強い工程が終わった後は、換気を十分に行い、作業現場の臭気を排出するように心がけましょう。これらの臭気対策を実践することで、作業中の臭いを最小限に抑えることができます!
塗料の進化
これまで塗料の臭いや対策についてお話してまいりましたが、実は昔ほど塗料の臭いに困られる方は多くありません。なぜなら、近年の技術の進歩により、外壁塗装用の塗料が進化しているからです。「高耐久・高性能だけど臭いは少ない」こんな夢のような製品がたくさん登場しています。
しかし、そうは言われても実際に塗装が始まってみないと臭いは確かめられないですから、どうやって臭いが少ない塗料を見分ければよいかわかりませんよね。そんな方に向け、間違いなく臭いの少ない塗料を選ぶ方法をご紹介します!(^^)/
臭いの少ない塗料を選ぶには
「F☆☆☆☆」が目印
臭いが少ない塗料の目印として「F☆☆☆☆」が挙げられます。これは、塗料の臭いの素となるホルムアルデヒドの放散量を示した印です。JIS規格、JAS規格で定められた等級で、「F☆」~「F☆☆☆☆」までの等級があります。最上位となる「F☆☆☆☆」は最もホルムアルデヒドの放散量が少なく、臭いも少ない塗料となります。また、ホルムアルデヒドは健康被害の恐れがあることでも有名で、「F☆☆☆☆」の塗料を選べばそういった懸念もなくなります。
水性塗料を選ぼう
外壁塗装用の塗料は、塗料を希釈する溶剤によって「水性塗料」と「油性塗料」の2つに分けられます。水性塗料は水で希釈し、油性塗料はシンナーなどで希釈します。外壁塗装の臭いが気になる場合は、水性塗料を選ぶと臭いを抑えることができます。臭いの強い油性塗料の方が塗料の密着性が高く丈夫な塗膜になるのですが、近年では技術の進歩によって水性塗料でも外壁塗装に十分な性能を発揮します。現在では、外壁塗装の多くで臭いの少ない水性塗料が用いられています。
塗装業者に相談しよう
一番間違いないのが、塗装業者に相談することです。臭いが気になっていることを伝えれば、上述したような臭いが少ない塗料を提案してくれるでしょう。
また、臭いの他にも
「汚れにくい方がいい」
「断熱塗料がいい」
などといった性能面での希望があれば併せて相談してみると良いでしょう。
街の外壁塗装やさんでは、塗装前に住まいの状態を隅々まで点検した上で、お客様のご要望が叶う最適な塗料・塗装プランを提案いたします!塗料選びに悩まれている方、初めての外壁塗装で不安だらけという方は、ぜひ街の外壁塗装やさんへお問い合わせください(^^♪
F☆☆☆☆「パーフェクトトップ」での外壁塗装事例を紹介!
最後にF☆☆☆☆を獲得した塗料である日本ペイント「パーフェクトトップ」を使用して行った外壁塗装の様子をご紹介します。
茂原市のお客様
点検の様子
千葉県茂原市にお住まいのお客様より、築15年が経過し、色褪せが気になったとのことで外壁塗装をご相談いただきました。
住まいの外壁は窯業系サイディングでした。目立った劣化症状は見られませんでしたが、よく見ると日当たりが悪い面などにはわずかに苔や藻が繁殖していました。また、外壁に触れると経年劣化の初期症状であるチョーキング現象も発生している状態でした。外壁材の傷みや外壁内部への浸水といった被害が発生する前に塗装メンテナンスで防水性能を回復しましょう。
塗装の様子
高圧洗浄で外壁を清掃してから、下塗りを行います。今回使用する塗料は臭いの少ないF☆☆☆☆塗料である「パーフェクトトップ」です。凹凸のある窯業系サイディング外壁なので、毛足の長いローラーで、塗り漏れ・塗りムラのないよう丁寧に作業していきます。下塗りが終わり、塗料の乾燥を待ってから、仕上げ塗料での中塗り・上塗りを行います。重ね塗りを行うことで、丈夫でしっかりとした塗膜を形成することができます。
塗装工事が完了しました!
塗装前のツートンカラーから、温かみのあるクリーム色の外壁に生まれ変わりました。これまでと全く印象の異なるお住まいに、「まるで別の家みたいでとても新鮮!」とお客様にもお喜びいただけました。
野田市のお客様
野田市のN様です。この度は素敵なお写真をありがとうございました(^^♪
「外壁のメンテナンスを検討している」とのことでお問合せをいただいたのが今回の工事のきっかけでした。まずは現地調査に伺い、外壁の様子を見ていきます!ベージュカラーのサイディング外壁ですが、全体的に経年による汚れが目立っている状態でした(>_<)
また、サイディングの凹凸が横のラインで細目になっているというのも汚れが溜まりやすい原因のひとつと言えます。
換気口付近は特に濃く汚れが付着しており、木目調の縦貼りサイディングの方は降雹被害による傷痕が多数見られました。釘周りやシーリングの取り合い部分の劣化も進んでいるようでした。現状から、行うべきメンテナンスとして外壁塗装工事をご提案し、工事のご用命をいただきました!工事の様子をご紹介してまいります(^^)/
お客様のお住まいでは、建物の劣化…というよりも汚れの付着が目立っておりましたので、外壁の洗浄をしっかりと行い汚れを洗い流して、できる限り綺麗にした上で塗装を行ってまいります!
汚れを落とした後はシーリングの打ち替え工事を行い、いよいよ塗装を行っていきます!
こちらが今回の塗装工事で使用する塗料です。日本ペイントのパーフェクトトップを使います!
まずは下塗りを行います。下塗りにはパーフェクトサーフを使用します!下塗りは外壁と主剤塗料であるパーフェクトトップの密着性を高めるために非常に重要な工程です。
下塗りが終わったら、パーフェクトトップ(ND-013)を使い中塗りを行います。前に使用されていたお色はベージュ系のものでしたが、汚れが目立っていたことも踏まえて濃い目のグレー系(ND-013)をお選びいただきました!
中塗り後しっかりと乾かしたら上塗りを行っていきます。
お客様のお住まいはツートンカラーですので色を分けて塗装を行っていきます。茶色系の木彫柄サイディングは、これまで通り茶色系(ND-342)で仕上げました。
当初のベージュ系の明るい色合いから、グレー系の色を使用することで雰囲気もかなり変わり、シックで落ち着いた風合いになりました!ツートンカラーでの外壁塗装も、是非街の外壁塗装やさんにお任せください(^^♪
記事内に記載されている金額は2024年03月08日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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