トタンとは?
トタンとは、日本で昔から親しまれてきた建材です。耐久性の割には価格が安く、屋根材としても外壁材としても利用されています。価格の安さや入手しやすさからDIYなどでも人気のある建材です。トタンと聞くと「すぐ錆びる」「脆い」といったイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、実は、適切にメンテナンスしてあげれば耐久性の高い建材なのです。本記事では、そんなトタンを長く安心して使うためのメンテナンス方法を解説していきます。
トタンのメンテナンス方法
外壁塗装
トタンが劣化しておらず、健全な状態であるときに行うメンテナンスです。トタンの表面は塗装によって錆から保護されています。ところが、トタンを保護する塗膜は経年とともに衰えていきます。塗膜が劣化してしまい、さらには鋼板を保護しているめっき成分まで劣化してしまうと、トタンが錆びるようになってしまいます。錆はトタンをはじめとする金属の天敵ですので、定期的に塗装メンテナンスが必要になります。
外壁張替え
錆によって穴が空いてしまった場合や、飛来物などによってトタンが変形してしまった場合には、外壁張替えを行います。傷んでしまった既存の外壁を撤去し、新しい外壁材を張り直すことで、外壁の耐久性を回復します。街の外壁塗装やさんでは、トタンの4倍錆びにくく、耐久性の高い「ガルバリウム鋼板」製の外壁材での張替えをおすすめしています。価格はそこまでトタンと変わらず、耐久性を大きく向上させることができます。
傷んだトタン外壁への外壁カバー工法はNG
新しい外壁材を張る工事として、外壁カバー工法も挙げられますが、トタンをはじめとする金属外壁が傷んでいる場合には、外壁カバー工法はふさわしくありません。仮にトタン外壁に外壁カバーを行うとした場合、重量の関係から新しい外壁材も金属外壁となります。その際、わずかでも既存のトタンに錆等があった場合に、新しい外壁材がもらい錆してしまう可能性があるのです。また、金属と金属が接触した際に水分があると発生するガルバニック腐食の恐れもあります。新しい外壁材へ錆が浸食してしまう恐れがあるため、傷んだ金属外壁へのカバー工法はふさわしくないのです。
トタン外壁の塗装メンテナンス事例
今回は、トタン外壁のメンテナンス方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。錆へのケアをしっかりと行い、適切にメンテナンスを行えば、トタン外壁は15~20年の耐用年数を発揮します。長く安心して生活するためにも、定期的なメンテナンスは欠かさないようにしましょう。最後に、街の外壁塗装やさんで行った、トタン外壁への塗装メンテナンス事例をご紹介します。
点検の様子
千葉県市川市にお住まいのお客様より、外壁の色褪せやチョーキング現象に気付いたのをきっかけにお問い合わせいただき、現地へ調査に伺いました。
塗装の様子
まずは高圧洗浄で外壁についた汚れを落とし、ケレンがけで古い塗膜を綺麗に取り除きます。
洗浄、ケレンがけが終わった後は錆止め塗料で下塗りを行っていきます。使用した塗料は日本ペイントの「1液ハイポンファインデクロ」です。鉄部や木部などで多く使用されていて、サビ止め効果や主材の仕上がりも良い下塗り専用材です。
下塗り塗料の乾燥を待ち、中塗りと上塗りを行います。サッシ等の付帯部まで丁寧に塗装を行います。
上塗り後の様子です。色褪せていた外壁が美しい艶を取り戻し、まるで新築同然の仕上がりとなりました。複数のスタッフで塗り斑や塗漏れがないことを確認し、工事完了です。
記事内に記載されている金額は2023年06月27日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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