遮熱塗料とは?
遮熱塗料は、太陽熱を反射し熱吸収を抑え、熱放射を防ぐことによって暑さを軽減する機能性塗料です。太陽熱は建物内部の温度上昇の主な原因となるため、遮熱塗料は建物の外壁や屋根に塗布されることが多いです。遮熱塗料は、特殊な顔料や添加剤を使用して太陽光を反射する効果を持ち、建物内部の温度上昇を抑えることができます。また、遮熱塗料は耐久性や耐候性にも優れており、長期間にわたって効果を発揮することができます。さらに、遮熱塗料は環境にも配慮されており、エネルギー消費の削減やCO2排出の低減に貢献することができます。
遮熱塗料の効果
遮熱塗料で塗装することで、どのくらい室温が変わるでしょう。本当に効果があるのか疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。塗料メーカーが気温の高い7月に、プレハブ小屋で行った実験では、遮熱塗料を使用した場合と使用していない場合で、屋根表面温度が最大10.5℃、室内温度が最大3℃の違いが出ています。もちろん立地や環境によって効果に差が出てしまうのは避けられませんが、実際に室温が3℃も下がれば、充分に涼しさを体感できるレベルでしょう。
遮熱塗料を使用した塗装工事例
千葉市中央区にて、屋根の色褪せを気にされたお客様からお問い合わせをいただきました。こちらは、実際の屋根の写真です。スレートが葺かれている屋根は色褪せてまだら模様になり、いたるところに苔やカビが繁殖していました。このままでは、塗膜だけではなく屋根材も傷めてしまう恐れがありましたので、屋根塗装工事をご提案しました。
遮熱塗料「サーモアイSi」で屋根を塗替え
今回使用する塗料は、太陽光を反射して室内気温の上昇を防ぐ遮熱塗料「サーモアイSi」です。どうせ工事するなら、少しでも快適な家にしたいというお客様のご要望から、採用に至りました。まずは高圧洗浄を行っていきます。汚れや古い塗膜が残っていると、新しい塗料が綺麗に密着せず、すぐに剥がれたりしてしまうので、丁寧に作業していきます。
下塗りの様子
洗浄が終われば下塗りです。屋根塗装や外壁塗装は3度塗りが基本となり、1回目にあたる下塗りは、2回目・3回目に塗る仕上げ塗料を塗装面に密着させるための接着剤のような役割を果たしてくれます。また、今回はスレート屋根の塗装ですから、忘れてはいけない作業があります。それが「縁切り」です。スレートとスレートの間に排水のための隙間を設ける作業です。これを怠ると屋根材の内側に雨水が溜まり続け、雨漏りの原因になってしまいます。
中塗り・上塗り
最後の工程は仕上げ塗料による2度塗り(中塗り・上塗り)です。重ねて塗装することで、厚みを持った丈夫な塗膜を形成することができます。塗装完了後、ドローンで屋根の全景を撮影しました。あれだけ色褪せてしまっていた屋根がまるで新築化の様にツヤツヤと輝いています。お客様にも塗装して良かったとお喜びいただけました。
記事内に記載されている金額は2023年07月11日時点での費用となります。
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