外壁の目地とは、外壁の構造において異なる素材や部材が接合する箇所や隙間のことを指します!簡単に言えば、窓サッシとの取り合いや外壁材と外壁材の繋ぎ目部分です(#^^#
今回は、外壁の目地の特徴・役割と併せて、目地に施されるコーキングの種類・特徴詳しくご紹介致します!
外壁の目地とは?
外壁の「目地」は外壁材同士の合わさり部分の「隙間」と言えます。
目地の保護は建物の耐久性や防水性を保つために重要で、一般的にはコーキング(シーリング)材や目地材などを使用して保護されます。
外壁の目地は建物の外観や耐久性に影響を与えるため、適切なメンテナンスが必要です。
また、外壁の目地は必ずしも全ての外壁に存在するわけではなく、使用される外壁材によって目地の有無が変わってきます。目地が存在しないのは、漆喰や1990年代まで外壁材として主流であったモルタルなどの外壁です。
一方で、現在日本で良く採用される窯業系サイディングや金属系サイディング外壁には目地が存在しますので、メンテナンスを怠らないようにしましょうね(^^♪
コーキングとは?
コーキングの主な役割は建物を浸水・害虫から保護する事であり、外壁においても大切な施工の箇所の一つです(#^^#)サイディングやALC(軽量気泡コンクリートボード)の「目地」や、軒との接合部、帯上、外壁柱などにも用いられます。
特に、外壁に施されるコーキングはサイディング外壁では約120m~150m、ALC外壁では400m以上と非常に範囲も広いです。
その為、劣化進行による悪影響も大きく、注意する必要があります!
コーキングの種類と選び方
コーキング材には大きく分けてアクリル系・ウレタン系・シリコン系・変性シリコン系があり、それぞれ特徴も大きく異なります!
種類 | 特性 |
---|---|
アクリル系 | 耐久性は優れておらず、耐用年数も短いです。 その為、外壁への使用は適していません。 |
ウレタン系 |
耐久性に優れており弾力性が高いですが、紫外線に弱い特徴を持っています。 |
シリコン系 | 耐候性・耐久性に優れていながらもコストパフォーマンスが高い種類です。 その為、一般的に最も多く使用されます(#^^#) ただし、上から塗装する事が困難な素材である為、塗装が必要な場合には他の種類を検討する必要があります。 |
変性シリコン系 | 速乾性・耐久性にも優れ、シリコン系と違い上から塗装する事が可能です。 ただし、シリコン系と比較して耐久性は若干劣ります! |
一般的に耐久性・コストパフォーマンスに優れるシリコン系が良く使用されますが、上から塗装を施す事が出来ない特徴を持っています。
その為、コーキングの上から塗装が必要な場合、変成シリコン系が使用されます(#^^#)
適材適所に合わせてコーキングを選定する事が大切です!
街の外壁塗装やさんではお住まいや施工箇所をご確認させていただき、最適な種類をご提案させていただきますのでご安心ください(^^)/
コーキングの劣化と寿命
コーキング(シーリング)材は住宅の外壁や屋根を保護するために欠かせないものですが、経年劣化により交換が必要となります!劣化症状としては、耐用年数を過ぎることで生じる「肉やせ」や紫外線による「ひび割れ」、剥がれて隙間ができる「剥離」などです(>_<)
これらの症状を放置すると防水機能が損なわれ、雨水が侵入して外壁の劣化を早めたり、雨漏りの原因になる可能性があります。
また、コーキングが劣化によって硬化すると、地震の揺れなどによる外壁材の動きに追従できず、外壁材同士が衝突してひび割れてしまうといった被害も起こりえます。
コーキング材の周辺にひび割れがある場合は早めの対処が必要です!
また、外壁塗装に耐用年数の長い塗料を使用したとしても、コーキング材が先に劣化してしまえばコーキングを打ち替えるためだけに、足場を組んで工事を行う必要がでてきてしまいます(>_<)
塗料だけではなくコーキング材も耐用年数が長い製品を使用して、なるべく同時にメンテナンスできるようにすることがおすすめです!
業者の手配や足場の仮設も一回で済みますので、お得に工事する事ができますよ(^^♪
コーキングのメンテナンスをDIYで行う事はおすすめできません!
コーキングのメンテナンスをご検討されている方の中には、DIYによる補修をお考えの方もいらっしゃると思います。確かにご自身で行えば費用も抑えられますし、業者を探す必要も無く自身のペースで作業する事が出来ますよね。
しかし、コーキングの補修・メンテナンスをご自身で行う事はおすすめ出来ません(>_<)
まず、前述の通りコーキングにも種類があり、施工箇所にマッチした種類の選定には専門的な技術・経験が必要です。
不適切なコーキングの種類を使用してしまったことで、耐久性や保護機能に問題が生じてしまう可能性があります!
また、コーキングの種類も重要ですが、施工方法も同様です!
たとえ最適なコーキングの種類を用意できてもDIYによる不慣れな施工を行った事で、逆に症状を悪化させてしまったケースも存在します(>_<)
大切なお住まいです!長く安心して暮らし続ける為にも、お住まいのコーキング補修は信頼できる専門業者にご依頼されることがおすすめです(#^^#)
コーキング打ち替え工事の施工事例
千葉県佐倉市のお客様よりご依頼頂いた「コーキング打ち替え工事」
ここからは、街の外壁塗装やさんで行ったコーキング打ち替え工事の様子をご紹介します。外壁のメンテナンスを検討されているとお問い合わせをいただき、千葉県佐倉市のお住まいへお伺いしました。
目地のコーキングの劣化が著しかったため、外壁塗装などのメンテナンスと併せてコーキング打ち替え工事を実施しました!
古いコーキングの撤去
まずは、古いコーキングを撤去していきます。古いコーキングを撤去せずに新しいコーキングを充填しても、古いコーキングと一緒に新しいコーキングも剥がれてしまいます(;_;)
その為、可能な限り撤去してから作業します!
建物の造りによっては、窓サッシ廻り等のコーキング撤去がかえって雨漏りの原因になる場合もあるので、そうした場合は打ち替えではなく「増し打ち」で対応します(^^)
コーキングの充填
古いコーキングの撤去が終わった後は、新しいコーキングを充填していきます!まずは施工箇所の周囲を汚さないよう、マスキングテープで保護していきます。
コーキングを充填した後の仕上がりも綺麗になりますので、欠かせない作業です!
マスキングし終えたらコーキングの密着力を高めてくれるプライマーを塗布していきます。
最後にコーキング材を充填すれば工事完了です!
充填する量が多くても少なくてもダメですので、職人の経験が光る場面です(^^)/
竣工後の様子
全ての外壁目地のコーキングを打ち替え、工事が完了しました。
新しいコーキングがしっかりと外壁を保護していますね!
外壁塗装と同時に施工したコーキング打ち替え工事の施工事例
お住まいの塗装メンテナンスをご検討されている、T様よりご相談を頂いた事が工事のきっかけです!
外壁の状態を確認させて頂きますと、外壁には塗膜が劣化しているサインである「チョーキング現象」が確認出来ました。外壁全体の塗膜の劣化が進行しています。
また、目地部分を確認いたしますと、劣化進行によるひび割れが見られました(>_<)
その為、今回は外壁塗装と併せて目地の打ち替え工事をご提案させていただき、工事のご要望を頂きました(^^)/
まずは、目地に施されたコーキングの打ち替えを行っていきます!今回は、「変成シリコン」を使用させて頂きました。
耐久性に優れ、塗装も可能な事がメリットである特徴のコーキング材です。
既存のコーキングを撤去してプライマー塗布後、コーキングを打ち込んでいきます(#^^#)
最後に平坦になる様に均せば、コーキング打ち替え工事の完了です(^^)/
外壁塗装工事と併せてコーキング打ち替え工事が完了致しました!コーキングの打ち替え工事であっても高所作業が必要であれば、足場の仮設が必要となります(>_<)
その為、足場代の節約の為にも、外壁・屋根塗装工事と同時に施工されることがおすすめです!
コーキング打ち替え工事も街の外壁塗装やさんにお任せください!
今回は、外壁の「目地」や目地に施される「コーキング」の種類・重要性についてご紹介させていただきました!住まい全体の中では目立たない部分である外壁の目地ですが、劣化が早い分メンテナンスには気を配る必要があります。
定期的な点検を行うことでいち早く劣化症状を把握し、雨漏り等の被害が出る前にメンテナンスを行いましょう!
私達、街の外壁塗装やさんはコーキングの打ち替え工事などの施工実績も豊富にもっております!
点検・お見積りの作成やご相談まで無料にて承っておりますので、お気軽にご相談下さい!
記事内に記載されている金額は2024年03月31日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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