サーモグラフィー検査

先週OHK放送から『なんしょん?』という番組で取材を受けました。番組を見ていたお客様から、雨漏りが止まらないから見て欲しいとの依頼がありました。早々訪問させて頂きサーモグラフーカメラで漏水状況の確認等をさせて頂きました。
室内はかなり前から漏水していたようです。

廊下の天井には、かなり雨染みが出ていました。このまま放置していると天井材の腐食も進行しています。

出窓のクロス(壁紙)も捲れ上がってました。
原因① 外壁ALCからの漏水

既存の外壁は吹き付けタイルという硬質(塗膜が固い)吹き付け材を塗布していました。この材料は現在でも各現場で多く使用されていますが、下地が割れると塗膜も割れるというところが難点です。

こちらの画像も同じ吹き付け材が塗布してあります。部位は違いますが同じようにクラック(ひび割れ)が発生しています。こうしたクラック(ひび割れ)から漏水しています。
バルコニー防水シートの浮き
バルコニーシート防水 浮き


バルコニーのシート防水の端部は浮き上がり、押さえてみるとボヨンボヨンした感じでした。これだけ浮があると、ここに水分が滞留している可能性はひじょうに高くなります。その周辺を徹底的に調査してみると漏水箇所発見! 掃出し窓の、窓台の端にシート防水を折り曲げた部分が剥離しています。こうした少しの隙間からでも雨漏りは起こります。今回のお客様の漏水個所は、東西南北と4面から漏水しています。まずは外壁とバルコニー防水を徹底的に調査する必要があります。
外壁の下地となっているのはALC(軽量発砲コンクリート)この基材の利点はたくさんありますが、欠点は劣化してくるとクラック(ひび割れ)発生しやすいので注意が必要です。特に築20年を超えてくるとALCからの雨漏りは多くなります。この問題を回避するには、塗装材を硬質(硬い物)から弾性に変更してやる必要があります。
塗膜に伸縮性があると下地のALCにクラック(ひび割れ)が発生しても、塗膜表面が伸びるのでクラック(ひび割れ)は発生し難くなります。またバルコニーのシート防水も15年を超えてくると点検しないと不具合を起こしている場合が多いので、気を付けたほうが良いですね。
次回訪問時は散水検査をさせて頂き、実際の雨漏りを再現致します。
『街の外壁塗装やさん』では戸建住宅塗装、雨漏り修繕、大型マンション、工場塗装等さまざまな塗装、防水工事の施工をさせて頂いております。どんな小さな仕事でも大丈夫です、お気軽にお問い合わせ下さい。
街の外壁塗装やさん 担当:小山 フリーダイヤル0120-106-333 お気軽にどうぞ。
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