基礎塗装不具合

2年前に屋根外壁を塗装させて頂いたOBのお客様から、基礎の塗装が剥離しているからとの事で、見に来て欲しいと連絡がありました。画像は2年前の状況ですが、基礎は塗装していませんでした。塗り替えをする場合、基礎は塗装しないのか?との声も多く、弊社ではなるべく塗る方向で工事を勧めます。せっかく屋根外壁がキレイになったのに、基礎だけ残していると意匠性が悪く感じます。またモルタル、コンクリートの中性化抑制にもなります。新築の場合、基礎塗装している現場と、していない現場と分かれています。ハウスメーカー系の戸建住宅は近年ではほとんど基礎塗装をしています。一番の理由としては、引き渡し時にクラック(ひび割れ)が入っているとクレームになるからです。


失敗から学ぶ・・・
基礎塗装後、2年が経過した状態です。塗膜が捲れ上っているのではなく、モルタル表面が剥離しています。この現象はお客様が花壇に水をやった事が原因だと判断出来ます(花壇に植栽があるので水やりは当然の事です)花壇には土があり、水をやると土壌が水分を吸い込み、乾燥しない状態が続きます。さらに花壇はレンガで覆われていますので、よけい水分が抜けない状態となります。花壇にいつも水分が滞留していると、基礎モルタルが水分を吸い込みます。基礎塗装をしていない状態では、水分は蒸気となり蒸発します。塗装でコーティングされた状態では蒸気の抜け道が無いため、基礎コンクリートとモルタルの間で、層間剥離が起こります。結果モルタルが剥離する事で、同時に塗料も捲れてしまうという状況を招きます。
今回の不具合の反省(-.-)
①基礎付近に花壇がある場合、基礎モルタルが層間剥離する場合があるので気を付けいて下さいと、お客様に対しアナウンスが出来てなかった。
②こうなる事が予測出来た場合は、基礎塗装をするべきかどうかを検討するべきだった。
今後は①②の事について、事前にお客様にお知らせするよう徹底致します。
不具合が起きた部分に関しては、再度ケレンし再塗装をするように致します。
今後二度とこのような事が起こらないよう、社内で情報共有し品質向上に努めます。
ではまた明日!(^^)!
記事内に記載されている金額は2018年10月19日時点での費用となります。
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