岡山市南区のお客様より、外壁塗装の見積もり依頼を頂きました。現場に訪問してみると、お客様より雨漏り箇所がすごくあるので見て欲しいとの事。僕はいつもトラックに雨漏り調査道具を積んでいるので、その場で雨漏れ検査を実施しました。雨漏り箇所はバルコニー内壁、出窓、玄関天井と数箇所から漏水していました。まずは簡単そうな出窓より散水試験を行いました。



ハシゴにガムテープで散水ノズルを固定し、怪しい部位に散水開始。調査開始から数分で室内に雨漏れ。 水の侵入は換気フードの下にある外壁目地のコーキング切れが原因でした。ますは第一ステージクリヤ!(^^)!
玄関天井に雨漏れしている箇所の周辺に散水
玄関の天井にも雨染みが出来ていました。先ほどの出窓の雨漏れはチョー簡単でしたが、玄関の天井に雨漏れしている場合は、バルコニーの外壁の内外とバルコニーの床を疑う必要があります。まずは外壁に散水して様子を見る事にします。散水から数分すると、全く予想もしない部位から雨漏り・・・。5m程度離れたコーナーの土台水切りから水が出てきています。この地点では、玄関の天井は濡れていません。
次はバルコニー内部から散水

手摺の付根付近をめがけて散水

バルコニー床周辺に散水 ※この真下に天井の雨染みがある

含水率計で天井の水分を計測してみた

まずは、雨染みの無い部分の含水率の測定。10.4%とほぼ乾燥した状態。

雨染みのある部位の含水率を測定すると、ム、ム、ム、ムッ・・・・何と60%を超えている。
バルコニーの内壁サイディングの状況 これは酷い・・・(+_+)

今回の調査で解った事は、出窓に雨漏りしていた原因は、外壁サイディングのコーキング切れ。玄関上部に雨漏れしていた原因は、バルコニー笠木(予測では笠木の下に防水テープが貼られていない可能性が大)バルコニー内壁のサイディングがボロボロになっているのも、笠木からの漏水が原因。
雨漏れの原因を、お客様にも見て頂き、漏れるメカニズムも説明させて頂きました。お客様から原因がつかめたので、スッキリした、原因がつかめないまま工事をするのが怖かったので、まずは一安心だとおっしゃって頂きました。
外壁塗装で塗料の性能ばかり説明する業者さんがたくさんおられますが、家の財産価値を維持するうえで最も重要なのは、雨漏りさせない事です。これからもお客様の財産価値を高める仕事をしていきたいですね。
ではまた明日!(^^)!
記事内に記載されている金額は2018年10月29日時点での費用となります。
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