10年ほど前に塗装した割には劣化が進んでおりました
仙台市泉区で築24年、前回塗装は10程前という外壁サイディングボード、屋根スレートのご自宅より、外装のメンテナンスについてのご相談を頂き現地調査を行いました。
ハウスメーカーから点検がきて、屋根は劣化がはげしく葺き替えしないとダメと言われ、外壁塗装と屋根葺き替えの見積りを提示されましたが、500万をゆうに超える金額に驚き、困っておられました。
屋根の点検では10年程前に塗装した割には色あせ、汚れが目立ち劣化は結構進んでおりました。
トップライトと言われる天井についている明り取りの天窓付近には、人が踏んだと思われるヒビがありました。施主様に確認すると、以前に通信会社のアンテナ工事の時に屋根に上ったということで、10年程前に塗装したときにコーキングの補修はしてありました。
トップライト付近は基本割れやすく本来は上ってはいけないところです。
スレート屋根は、色あせ、カビ・コケの発生など全体的にはそれなりに劣化が進んでおり、数か所ヒビの補修がありましたが、まだ塗装メンテナンスでも大丈夫と思われます。
20年30年先を考えれば、葺き替えしても良いかと思われますが、葺き替えたとしてもいずれメンテナンスが必要です。
施主様の将来設計とご予算を考えたご提案が大事だと思います。




外壁サイディングボードの劣化状態
外壁のサイディングボードは、前回塗装から10年とそれなりの劣化状態でした。
特に大きな損傷や劣化はなく、一部2階のベランダの下部に雨垂れからと思われる劣化がありました。
雨樋の一部が外れており、そこから雨垂れして劣化が起きたようですが、下地処理をしっかりし、塗装すれば問題ありませんし、雨樋は簡単に修繕することができそうなので大きな問題ではないようです。
サイディングボードのつなぎ目にあたる目地は劣化しているので打ち換えが必要です。
サイディングボードの目地はシーリングで保護しているところで大事な箇所になります。
シーリングとは合成樹脂や合成ゴム製のペースト状のものでコーキングとも呼ばれます。
目地(シーリング)はサイディングボードとサイディングボートやドア、窓枠などのつなぎ目にあたる部分で、つなぎ目を保護するものではありますが、もうひとつ地震などの揺れや振動から外壁をまもるクッションの役割も果たす大事なところでもあります。
シーリングは新しいうちは柔らかく柔軟性がありクッションの役割を果たしますが、古くなってくると固くなってきてだんだんやせ細り、ひび割れを起こしてきます。
そうなるとそこから雨水など水分が染み込み外壁材自体を痛めたり、クッションの役割も果たさなくなり、外壁の劣化を早めるということにもなります。
少なくとも10年に一度は打ち換えをしたい所です。



床下換気口の開閉
お家の床下の換気、通気をよくするために、基礎部分に換気口がついております。鉄格子のようになっているものや開閉式になっているものなどがあります。
床下はなるべく湿気をためたくないところですので、普段から通気性をよくしておきたいところです。
湿気が多いと建物の劣化を早めることにもなりますし、シロアリなどの外注発生のもとにもなります。
開閉式の換気口は大雨で床下、床上浸水などが起きそうな場合などは閉めておき、普段は空けておくところです。閉まりっぱなしとなっておりましたので、施主様にご説明いたしました。


全塗装と屋根カバー工法と二通りのご提案をさせて頂きます。
屋根は劣化が進んでいますが、まだ塗装メンテナンスも可能な状態でしたので、施主様の将来設計や、ご予算などもありますので、外壁屋根の全塗装と外壁塗装、屋根はカバー工法の2通りのご提案お見積りをお持ちすることにいたしました。
ありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2019年09月25日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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