外壁・屋根塗装工事に必要な足場は安全性だけではありません
仙台市泉区にて、住宅の外壁・屋根全塗装のための足場の仮設をおこないました。事前の下見で障害になるようなものの対応などを決めて作業を行いました。施主様もおうちの周囲をきれいに片づけていてくれて作業も捗りました。
さて、外壁や屋根の塗装を行う場合、現在は必ず足場を仮設します。
昔は屋根の上などでも足場を組まなくとも作業ができそうな場所はそのまま工事をしたりしておりました。
しかし今は労働安全衛生規則で、高さ2メートル以上での作業は高所作業ということで、足場の仮設が義務付けられております。
もちろん作業の安全性を確保するという大きな意味もあるのですが、足場仮設は安全性の確保だけではありません。
塗装工事の工程には、屋根や外壁の高圧洗浄という作業があります。塗装する面の汚れや劣化した塗膜を高圧洗浄で洗い落とし、塗装のノリをよくする為の作業で大事な工程でもあるのですが、高圧で水を噴射するため汚れと一緒に水が飛び散ります。
風の影響などでご近所様へ飛び散ってしまったりしては大変ですので、足場をかける場合は周りにメッシュシートの養生を張り巡らせます。
高圧洗浄だけではなく、吹き付け塗装なども風によって飛散してしまう場合もありますし、何か物が誤って落下してしまう可能性もありますので、仮設足場養生シートはそういうものから保護していくという大事な役割もあるのです。
足場の通路は40センチ、移動など作業効率も大事です
足場は効率よく作業するための空間が必要です。
歩く通路も一般的には40センチとストレスなく移動できる幅も確保されています。
屋根の上の足場仮設は保護カバーでしっかりガート
建物2階の場合、下屋(1階屋根の上)の上に足場を建てるようになりますが、当然そのまま建てしまうと屋根に傷がついてしまいますので保護カバーでしっかりとガードします。
外壁も同様足場を固定する箇所がでてきますが、同じく保護カバーで外壁に傷がつかないよう養生します。
塀と外壁の間など、足場仮設のスペース
全塗装の場合、足場はお家の周りすべてに張り巡らせます。
外壁と隣地の境界に塀やフェンスなどがある場合が多くあります。足場を仮設する場合、一般的なビケ足場の場合、通路が40センチで、両端の支柱の部分が各10センチですので合わせて60センチの幅になります。実際組み立て作業もありますので、最低でも70センチ以上の空間が必要となります。
都会の狭小地などでは隣地の間が70センチもないというケースがよくあります。
その場合は、通路幅を狭くするか、センタータイプ、単管足場といった30センチくらいでも仮設できるというものもあります。
またどうしても難しい場合は隣地の方に越境して足場を建てさせて頂くことの了承を得て仮設する場合もあります。
今回は隣地のスペースは全く問題ありませんでしたが、一部物置があり、その部分だけ回避して仮設しました。
今回は、隣地とのスペースは問題ありませんでしたが、カーポートやウッドデッキ、物置等の障害を回避して足場を組みましたのでちょっと時間はかかりましたが、無事完了いたしました。
記事内に記載されている金額は2019年10月03日時点での費用となります。
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