腐食が進んで穴が開いた外壁コーナー(出隅)
仙台市泉区で外壁屋根の全塗装をするご自宅で修繕工事を行いました。2階の北側外壁コーナー(出隅)の屋根に接する下部が両角とも腐食が進んで穴が開いている状態でした。
外壁コーナー(出隅)の腐食北東部
外壁コーナー(出隅)の腐食北西部
2階の南側は全く問題ないのですが、北側(北東部、北西部)の両側だけ、下の部分が腐食して穴が開いているのですが、検証してみた結果、2階の4方の出隅の部分で、南側の下部(屋根に接する部分)は、出隅と屋根に僅かな隙間が空いているのですが、北側両角が、隙間がなく屋根と出隅が接着してしまっている状態でした。
そのため、雨水が屋根から接着している出隅に浸透している状態が長く続き、その部分だけ劣化が進み腐食して穴が開いてしまっている状態と思われます。
今回は外壁に穴は開いておりましたが、施主様が防水テープで応急処置をしており中の木材などまでには達しおらず、外壁コーナーの交換だけで済みますが、放っておくと、中の木材、柱などが腐食してしまい、シロアリが寄生したりして大規模な修繕が必要になってしまうこともあります。
本来は南側のように外壁は屋根に接しないよう隙間を空けるのですが、建てられた時から北側だけ接してしまっている施工だったようです。
もともと隙間を空けても中の防水シートや板金部分で内部への浸水は防げるようになっています。
今回は腐食した外壁コーナー(出隅)だけ上から下まで外して、新たな外壁コーナーを寸法を合わせて取り換える補修工事を行いました。
腐食した外壁コーナー(出隅)を外します
両出隅の目地のシーリングをカッターで剥がして腐食したところの外壁コーナーを上から下まで外します。
シーリングをカッターで剥がしているところ
出隅部の外壁をはずしたところ
新たなに取り付ける外壁コーナーをカット
シーリングを剥がして外した外壁コーナーに寸法をあわせてカットします。
寸分狂わぬよう慎重に寸法をとりカットします。
新たに取り付ける外壁コーナーをカット
カットした新しい外壁コーナー
取り付けた外壁コーナーをシーリングで補強
正確に寸法を取りカットした外壁コーナーをはめ込み、ステンレスの釘で固定し、目地をシーリングで補強します。
新たな外壁コーナーも屋根に接着させてしまうとまた同じ状態になってしまうので、屋根に接しないようわずかな隙間を空けます。
目地にシーリングで補強
シーリングをしっかり埋め込み成形
修繕した外壁コーナー(出隅)
しっかり寸法を取り、きれいに修繕は完了いたしました。
あとはきれいに塗装で仕上げます。
修繕した出隅北東部
修繕した出隅北西部
おうちの定期点検はやはり大事です
お家は、ちょっとした施工ミスでこのように劣化が著しく進んでしまうこともあり、屋根、外壁などの外装もあまり見えないところなどでは、手抜きや施工ミスと思われるところをケッコウ見かけることがあります。
おうちはやはり、定期的に専門業者に点検してもらうことは大事ということを改めて実感する工事でした。
メンテナンスのタイミングなどでもかまいませんの是非点検をお勧めいたします。
無料点検ご遠慮なくお声かけ下さい。
記事内に記載されている金額は2019年10月10日時点での費用となります。
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