緊急の修繕工事が必要な問題がありました
仙台市宮城野区で、築40年を超える豪邸の無料点検の依頼があり現地調査を行いました。
銅板の雨樋を使用し、日本瓦と銅板屋根を併用した延床も60坪を優に超えるような豪邸でしたが、緊急な修繕が必要な問題がありました。
建物の北側2階にお風呂場があり、お風呂場の下の部分(1階)は空間になっている珍しいつくりでしたが、2階のお風呂場の床下が抜け落ちそうな状態となっておりました。
お風呂場自体の床は問題ないのですが、お風呂場下1階の空間部は天井にヒビや割れも出ており若干傾きもでてきている状態でした。放置すればお風呂場全体が抜け落ちてきそうな状態でした。
お風呂場の湿気や水が床下部分の劣化を進め、ヒビや割れが入っている状態と思われます。
早急な修繕が必要と思われます。
最近施主様が気づき慌てて点検の依頼をされたようでした。

1階空間から見た2階のお風呂場部分
外壁は塗膜が失われチョーキング色あせが顕著にでていました

高価な銅板雨樋、雪害と思われる歪みがみられました
最近では珍しい高価な銅板の雨樋がついておりました。
銅板は非常に耐久性も良く、最初は赤橙色をしていますが、時が経つにつれ徐々に青緑色と風格がでてくるという特徴があり、こだわりを持つ方は使用しているようです。
軒樋部分は滑り落ちてくる雪の重みや衝撃で曲がって広がってしまっているところが数か所見られました。
屋根は日本瓦で軒先のほうは銅板を使用しており雪止めがついておらず、屋根に積もった雪が滑り落ちて直接力が加わり、広がってしまったと思われます。
雪害によると思われるので火災保険を申請してみます。



屋根の谷部分の瓦が一部外れておりました
屋根の谷部分の瓦が一部はずれておりました。
地震の揺れによる衝撃で外れたと思われますが、外れただけなので簡単に修復は可能です。

屋根の谷部のはずれた瓦
モルタルの破風や軒天部分の剥がれ
最近はあまり見かけることがなくなった破風板部や軒天のモルタル施工でしたが、ところどころ経年劣化によるものと思われますがところどころ割れて剥がれ落ちていました。

割れて落下しそうな破風モルタル部

割れているモルタル軒天部

剥がれ落ちた破風部モルタル
現地調査の結果
素晴らしい豪邸でしたが、経年劣化が進み、2階お風呂場の床下部分は抜け落ちてもおかしくないような状態ですので早急な修繕が必要と思われます。
その他は軒天や破風部分のモルタルの補修や、軒樋の交換、外壁の塗装というメンテナンスで十分に復活させることは可能だと思われます。
記事内に記載されている金額は2019年11月18日時点での費用となります。
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