劣化が進んだ横葺き金属屋根(トタン屋根)
仙台市太白区で、横葺き金属屋根(トタン屋根)の塗装をお考えのお客様宅で現地調査を行いました。
築34年程の木造宅で、前回塗装から20年以上経過しており、外壁・屋根共に塗膜は完全に失われているようで、屋根は前回塗装した錆止めの下地が相当面露出している状態でした。

大屋根(2階屋根)全体の劣化状態

前回塗装の錆止め下地が露出している状態

下屋(1階屋根)のベランダ付近の状態
強風で外れた隅棟包み板金
前回の関東、東北など全国広範囲に甚大な被害を及ぼした台風19号の強風で、一部隅棟包み板金が貫板ごと折れて外れておりました。
また、棟包み板金を固定している釘も抜けている所や浮いてきているところも相当数ありました。

貫板ごと折れて外れてしまった隅棟包み板金

棟包み板金の釘浮き

棟包み板金の釘抜けも多数見られました。
経年劣化で塩ビが剥がれている雨樋
築34年の雨樋なので、経年劣化が激しく、樋内側の塩ビが剥がれてきてしまっています。
また、支持具も錆ていて劣化が激しく、外すと使い物にならなくなると思われます。

劣化が進み塩ビが剥がれている集水器

劣化により塩ビが剥がれて破れている軒樋

錆て劣化している支持金具
劣化して腐食が進んだ外壁
2階北側の屋根に近い最下部の外壁の劣化が進み腐食しボロボロの状態になってしまっている所が2か所ありました。
原因は2階外壁が下屋(1階屋根)に接してしまっており、雨水が外壁に染み込んでいってしまい劣化が進んでしまった状態と思われます。
泉区でも同じ症状の現場があり、腐食した部分だけ一部ボードを交換して塗装で綺麗に仕上げたところがありました。
本来外壁と屋根は隙間を空けておくべきところなのですが、施工ミス等でくっついてしまっていて、雨水が外壁に染み込んでいってしまい、腐食が進んでしまうことがありますので、点検してご不安であれば業者に見てもらうことをお勧めします。

2階外壁最下部の腐食が進んだ北東部

2階外壁最下部の腐食が進んだ北西部
チョーキング、色あせが見られる外壁
外壁も屋根といっしょの前回塗装でしたので20年以上経過しており、塗膜は完全に失われているようです。
リシン系の塗装でチョーキングや色あせなども顕著に見られました。

1階北側の外壁

2階西側の外壁
劣化して腐食が進んでいる軒天
軒天は全体としては、通常の経年劣化のようですが、2カ所だけ腐食が進んでいるところがありました。
この部分2枚だけ交換が必要のようです。

腐食した軒天家北側①

腐食した軒天家北側②
現地調査完了
現地調査の結果は、外壁腐食部、軒天腐食部、棟板金外れの部分はなるべく早急な処置が必要と思われますが、全体としては経年劣化で、上記修繕以外は雨樋の交換、外装は塗装でのメンテナンスでOKと思われます。
記事内に記載されている金額は2019年11月07日時点での費用となります。
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