諏訪郡下諏訪町で外壁塗装と金属サイディングの重ね張りの工事を行いました。建物中央に帯状に色が違うデザインで、上下は塗装でメンテナンスをし、帯の部分は損傷が激しかったので塗装でのメンテナンスは難しく、金属サイディングの重ね張りをご提案しました。今回は塗装工事をご紹介します。
お問い合わせのきっかけ | ベランダ部分が破損してきたため チョーキングが目立ってきたため |
お問い合わせ内容 | 外壁塗装 |
外壁材 | 窯業系サイディング 12mm厚 通気層あり |
建坪 | 約46坪 |
工事期間 | 約1カ月(サイディング工事含む) |
工事費用 | 125万円(サイディング工事含む) |
【洗浄作業】
まず初めに長年にわたり積もった砂ぼこりや、チョーキングで浮き出た粉状の汚れ、鳥や虫の汚れなどをガソリンエンジンの強力な高圧洗浄機で洗い流します。こういった汚れを落とさないとこの後塗る塗料がうまく付着しないこともあります。何事も最初の工程は肝心です。スタートから手を抜かず徹底的に洗い流します。通常この規模の家だと3~4時間かかります。
【養生作業】
窓や計器類、エアコンの室外機、給湯器など塗料がついてはいけないところや、色や塗料を替えて塗るところなどをビニールの端にガムテープがついたマスカーというものを使って覆っていく養生の作業です。養生をすることで手早く安心に作業ができます。養生の上手い下手で仕上がりの見映えが替わってきます。塗装が終われば剥がしてしまう地味な作業ですが、これも塗装前の大切な作業です。
【下塗り作業】
塗料を塗っていきます。まずは下塗り用の塗料です。使用したのは関西ペイントのRSサーフ、弾力性のある塗料です。形成された塗膜に伸縮性があるので、外壁の動きについていってくれるので塗膜のひび割れがしにくい下塗り材です。外壁の凹凸の奥までしっかり塗りこんでいきます。
【中塗り・上塗り】
下塗り材をしっかり乾かしてから中塗りを入れます。このしっかり乾かすことが重要で、乾く前に中塗りを入れてしまうと乾こうとする下塗り愛の水分が抜けるところがなくなり、中塗りの塗膜を風船のように膨らませてしまいます。たまにブクブクと気泡のように膨らんだ外壁がありますが、これはそのためです。
同じ理由で中塗りをしっかり乾かしてから最後の上塗りを入れます。中塗りと上塗りは同じ塗料です。色も同じなので塗り残しがないように注意しながら仕上げます。
使用した塗料は関西ペイントのRSシルバーグロスSi、高耐久のシリコン樹脂塗料です。
【付帯物塗装】
外壁に付帯するところの塗装を行います。こちらは霧除けの塗装です。霧除けとは窓の上にある小さな屋根で、ひさしとも言います。
関西ペイントのシリコンルーフ、色はカーボングレーという黒に近いグレー色を使いました。
ベランダの笠木の塗装です。笠木とはベランダの壁の天板のことです。アルミ製のものが多いので塗るのはひと手間必要です。染めQテクノロジィ株式会社のミッチャクロンという万能な下塗り材を塗って、その上から関西ペイントのシリコンルーフ ホワイトを塗りました。単純にアルミに塗装してしまうとすぐに剥がれてしまいますが、このミッチャクロンを使えば大丈夫です。
雨樋の塗装です。金属製の雨樋ならば工夫なく塗っても問題ないのですが、樹脂製の雨樋なのでひと工夫必要です。こちらにもミッチャクロンを使用します。塗料は笠木と同様関西ペイントのシリコンルーフです。
このほかにも軒裏天井や樹脂製の換気ガラリなど、窓と基礎以外はほとんど塗装しました。
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まずは塗装が終わりました。塗装の出来栄えにお施主様は満足してくださいました。職人の仕事ぶりもお褒めいただき、職人も喜んでいました。この後サイディングの施工に移ります。
記事内に記載されている金額は2021年01月15日時点での費用となります。
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