現状の棟
瑞穂市の現場です。
ここの棟の部分から水が漏れています。
どの部分からかというと、漆喰が黒くなっている付近から水が浸入したのではないかと思っていました。
この、漆喰が黒くなっている部分のところから水が少しづつ出ていました。
現調をした時は、雨が降った2日後だってのにまだ水が乾いていませんでした。
これは、下の土台が土だからです。
土だと風通しが良くないとあまり乾きません。
今回の棟は、漆喰が前の漆喰の上に重ねて塗ってあったので風通しが悪く、土の乾きの邪魔をしていたのです。
あとは、土台の勾配がなかったことです。
普通なら棟の部分は中に水が入らないようになっています。
そのため、水が外に流れるように外向きに勾配がついています。
上手な瓦屋さんならこの勾配は崩れません。
崩れるのは、下手くそな人がやるとすぐにその勾配がなくなります。
そうなると、中に水が入り雨漏りの原因になります。
瓦と土を全部取りました
上に被せてある瓦を取った様子です。
こう見ると、土がまだ湿ってます。
工事をした日は、4日まえに雨が降ったぐらいでそれまでは快晴でした。
それなのにまだ湿ってました。
普通ならありえません。
土も全部撤去しました。
この状態ですこし乾かせます。
湿ってない場合はすぐにやりますが、ここは土が湿っていたのですこし乾かせるために時間をおきました。
土台作り
乾かしたら次に土台作りです。
ここで、チェックポイントです。
一昔前なら、土台に土を使っていましたが
今は漆喰を使います。
なぜかというと、土より漆喰の方がいいからです。
機能的に土より漆喰の方が上だから土から漆喰になっています。
漆喰にセメントなどを混ぜて練っているので、完全に乾いてしまったら水がついてもふにゃふにゃになりません。
そして、水を吸収あんまりしないので中に水が浸入を防ぎます。
この漆喰がないと、瓦屋根は雨漏りだらけになってしまいます。
瓦つみ
土台が出来たら、次に瓦を1枚ずつきれいにつんでいきます。
この時に、1枚でもズレていたら全部がズレてしまうのでしっかりと糸を使って真っ直ぐにつみます。
両サイドがつみ終わったら、次に上の被せていきます。
ここも、慎重にやっていきます。
完全にくっついていないので、すこし触るだけでもずれます。
ズレて落ちてしまったら全部やり直しです。
そのため、慎重にやっていきます。
上に被せたらあとは、番線でしっかりと固定をして完成です。
板金補修
最後に板金で棟の板金を補修して終了になります。
板金までやって約2日もかからないぐらいで終わります。
樋交換
水漏れの原因でもあった樋を交換しました。
この、コーナーの部分が割れていました。
その割れていたところから水が下に落ちていてそのせいで棟に水が浸入したとみられます。
それを防ぐために樋の交換もしました。
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記事内に記載されている金額は2020年03月23日時点での費用となります。
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