先週ブログに引き続き習志野市にあるお住まいですが、今回は屋根塗装前点検です。スレート屋根材は多くのお住まいで使用されていますのでメンテナンス方法も注意点も知れ渡っていますが、実際はご自身のお住まいの屋根材が今どのような状態にあるのかを知る事です。また使用塗料によっても耐久性・性能は異なりますので、今後何年ごとにメンテナンスを行っていきたいのか、今どのようなお悩みを抱えているのかに合わせしっかりと検討していきましょう。
築年数が浅いスレート屋根のメンテナンス方法


こちらのお住まいは2箇所でスレート屋根が使用されていますが築年数が浅くスレート屋根材の経年劣化が軽微なため、どちらも色褪せ(褪色)が目立つ程度で破損はありませんでした。色褪せや苔の付着と言った現象は、表面を保護していた塗膜が劣化することで見られますので、塗り替えを行わなければ状態は悪化しスレート屋根材自体が傷むことで飛散や雨漏りを起こしてしまいます。スレート屋根材は必ず徐々に色褪せますので仕方ありませんが、定期的に点検を行い状況を把握していく必要があります。


スレートの端には苔が付着していました。これもまだ軽微な状態ですが、苔は水の流れを妨げますので、苔の更なる繁殖を助長させてしまいます。苔自体は美観性を損ねるだけで問題はありませんが屋根材に水を含ませさせ、乾燥する際にスレートに浮きや反りを起こさせてしまいます。浮きや反りは塗装で直すことも出来ませんし、強風で剥がれる原因にもなってしまいますので、酷い場合は屋根カバー工法や葺き替え工事で屋根材を取り替える必要があります。
屋根塗装工事は塗装だけでなく、屋根材の状態をチェックするために非常に大切なメンテナンスです。スレートのひび割れや棟板金の釘浮き、シーリング材の経年劣化等、ざっと見ただけでは分からない不具合も発見し、補修することも出来ます。特に棟違いの屋根やドーマーや天窓を取り付けている屋根は形状が複雑なため、雨漏りのリスクも高まります。継ぎ目や段差のある屋根は取り合い部分に異常が見られないかを確認しましょう。
今回は状態が非常に良好ですので、塗装工事で屋根材の表面保護を行っていきましょう。
耐久性・性能で使用塗料を選びましょう


塗装メンテナンスは屋根材・外壁材に関わらず高圧洗浄→下地補修・下塗り→仕上げ塗装とほとんど同じ工程です。メンテナンスサイクルを延ばしたい、遮熱・断熱機能を持たせたい場合は使用する塗料を選定する必要があります。現在は耐久性とコストパフォーマンスに優れたシリコン系塗料を使用することが多いのですが、8~12年程度での塗り替えが必要です。更に塗り替え回数を減らすにはそれよりも高耐久なフッ素や無機系塗料を使用することで、15~20年サイクルでのメンテナンスが可能になります。屋根は外壁よりも過酷な環境に晒され続けるため、外壁に使用する塗料よりもグレードの高い塗料を使用することが望ましいでしょう。
屋根塗料ですと遮熱と断熱の性能が注目されていますが、熱を反射し夏の暑さを軽減する「遮熱」と熱を伝わりにくくし室内を快適な温度に保つ「断熱」は、そもそもの役割が違いますので、求めている性能を明確にしどちらを使用するか検討しましょう。

屋根塗装をすることで雨水の吸い込ませず、スレート屋根材の経年劣化を防ぐことが出来ます。但しスレート屋根材は薄い形状で太陽光や雨水の影響を受けやすく、塗装してもすぐに剥がれてしまう恐れがありますので、屋根材が傷む前にしっかり屋根塗装工事を行いましょう。
台風や雹、積雪後で屋根材の状態が気になる、メンテナンス時期だから見てほしい、屋根塗料に関するご質問等がございましたらお気軽に街の外壁塗装やさんへお問い合わせください。施工事例を参考にしながら適切な工事をご提案させて頂きますので、気になる事はご遠慮なくお申し付けください。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
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