千葉市花見川区にて外壁塗装前点検を承りました。お悩みはモルタル外壁のクラック(ひび割れ)と日当たりが悪く苔や藻の付着が多いとのことです。築年数も経過しているため部分的な補修が必要になるかもしれないと費用面で不安を抱えていらっしゃいました。しかし一度改善させることで長く安心して生活が出来るのであれば、確実に補修を行いたいとのことでしたので、外壁だけでなく他の部位の状態もしっかりと確認させて頂きました。
和風住宅の外壁塗装前点検


角地にある平屋が今回調査を行ったお住まいです。和瓦ですので屋根塗装は必要ありませんが、瓦のズレや漆喰の剥がれが無いかは定期的に確認していきましょう。定期的なメンテナンスを行っていれば雨漏りは起こしませんし、費用を抑えなが半永久的に使用することが出来ます。陶器瓦に使用できる塗料もありますが、密着力が弱く塗膜が剥がれて美観性を損ねる可能性がありますので、あえて塗装を行う必要もないでしょう。


続いては和瓦と非常に相性が良く日本住宅らしい趣のあるモルタル外壁です。モルタルは表面がざらざらとした仕上げが多く、日当たりに関係なく埃が付着しやすく汚れてしまう傾向があります。特に白色系の住宅が多く目立ってしまうといったご相談も頂きます。確かに重厚感のある和風住宅ですと明るく仕上げられるホワイトに仕上げ、汚れが目立っているお住まいも多い事でしょう。なるべく汚れが目立たないようにしたい場合は、砂色に近いグレー系や土色に近いベージュ、他にはクリームやアイボリーを使用すると良いでしょう。苔が発生しやすい立地にはモスグリーンもお勧めです。
モルタルで必然的に発生してしまうクラックですが、その幅・深さによって補修方法が異なります。大きなクラックは奥まで補修材を充填するためにカッターで削る必要がありますので、費用も掛かってしまいます。
汚れの付着を防ぐ低汚染塗料「ナノコンポジットW」

0.3㎜未満の細いヘアクラックは下塗りにフィラーを用いることで埋めることが出来ます。フィラーは目立たない下地の凸凹や段差を平滑に均すこともでき、クラックの再発を防ぐ効果もあります。今回紹介するナノコンポジットフィラーNは微弾性でシーラーとフィラーの機能を兼ね備えているため、傷みが酷い下地も補修することが出来ます。また上塗りのナノコンポジットWは高い低汚染機能を持ち、雨水によって汚れを洗い流すセルフクリーニング機能で綺麗を持続させますので、ホワイト系での塗り替えには使用をご提案させて頂いております。更に低汚染機能を高めた「ナノコンポジットW防藻+」もございますので併せてご検討ください。
付帯部は経年劣化に合わせて補修方法を検討していきましょう


霧除けはトタンですが、前回塗膜が剥がれてしまっていることが確認できました。錆の進行による穴あきが見られなければ塗装補修、劣化が酷い場合はカバーや葺き替えを行い雨漏りの発生を防いでいきましょう。ちなみに金属製の塗り替えには、下塗りにプライマーや防錆塗料とまた使用塗料が異なりますので、ご自身で塗装される際にも注意しましょう。
雨樋も外壁塗装時に塗り替えて綺麗に仕上げていくのですが、雨樋の補修跡が多数見られました。破損していない限り使用することも可能ですが、塗装時の足場仮設に伴い交換を行っても良いでしょう。火災保険を利用して補修することも可能ですが、自己補修の場合は長期的なトータルコストが高くなってしまいますので、いつどのタイミングで補修を行うべきか築年数も考慮した上で検討しましょう。
次回は窓枠等に使用されている木部の補修方法をご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
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