先日のブログに引き続き屋根外壁塗装メンテナンスを承りました船橋市のお住まいです。今回は窯業系サイディングの塗り替え点検のご紹介です。気になる箇所は全体的な色褪せと所々に見られる黒ずみ、そして付帯部の塗膜剥がれです。今回は黒ずみの原因と、外壁よりも塗膜が剥がれやすい付帯部の特徴と補修方法をご紹介したいと思います。
窯業系サイディングに見られる経年劣化


住宅は年数が経過することによって新築時よりも色褪せを起こし、汚れの付着が目立つようになりますよね。これらは外壁材を保護していた塗膜が劣化してしまう事が原因で起こってしまう症状です。その経年劣化は方角によって異なると思いますので、最も酷い面を参考に塗り替えを検討していきましょう。塗装は10年に一度を目安にと言われていますが、新築時の塗膜は安価なアクリル等が多く劣化も早い為、初めての塗り替えは6~8年目に行うべきとも言われています。また目地を埋めるコーキング材も安価な材料が使用されがちなため、塗り替えを検討される時期にはひび割れが多く発生していお住まいが多いかと思います。
コーキング材から染み出す可塑剤による黒ずみ

安価なコーキング材はなるべくひび割れを起こさないように「可塑剤」を混合させ柔軟性を持たせています。しかし可塑剤は数年経過すると染み出すようにコーキング材から抜け柔軟性がなくなってしまいます。染み出した成分は汚れを付着させながら窯業系サイディングに移ってしまいます。この黒ずみは【ブリード現象】と呼ばれ、可塑剤が含まれているコーキング材を使用することで起こってしまいます。表面に汚れが付着している訳ではないため、高圧洗浄等で落とすこともできません。築浅で高意匠サイディングで仕上げているお住まいはクリアー塗装を行う事も出来ますが、ブリード現象によって目地周辺だけが濃く目立ってしまう可能性もございます。
ノンブリードタイプの長寿命コーキング材「オートンイクシード」


このブリード現象を起こさせないようにするには、可塑剤を含んでいないノンブリードタイプのコーキング材を使用しましょう。オート化学工業のオートンイクシードは可塑剤を使用せずに、独自の高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合させることで高い耐久性・耐候性を持つ長寿命コーキング材です。通常のコーキング材は5年程度で経年劣化が見られますが、オートンイクシードは耐候試験・耐久試験共に30年相当のダメージに耐えることが出来ました。コーキング材は防水性能を維持するために住宅に必ず使用されている材料です。その為長期に渡って高い耐久性・美観性を維持できる製品を使用しましょう。
木製付帯部は板金カバーで劣化を防ぐことが出来ます


最後に塗膜の剥がれが気になる破風板・鼻隠し等付帯部の補修方法です。付帯部には木材や鉄製・塩化ビニル製等さまざまな素材が使用されていますが、素材によって経年劣化の現れ方が異なります。塗膜の劣化によって鉄は錆の発生、塩化ビニル製は色褪せと硬化が見られるようになり、そして最も劣化が目立つのは木材です。木材は防水性を塗膜に頼りながらも、塗膜が剥がれやすい為メンテナンスが難しいです。既存塗膜をペーパー掛けで剥がし塗り直すことで耐久性を維持することは可能ですが頻繁な塗り替えが必要ですので、長期的なメンテナンスフリーを図るためにはガルバリウム鋼板での板金カバーを検討しましょう。
住宅メンテナンスはなるべく費用を抑えて行いたいですよね?しかし使用材料や補修方法を変更するだけで長期的なメンテナンスフリー、全体的なコスト軽減を図る事が出来ます。街の外壁塗装やさんはお住まいの経年劣化とお客様の今後の方針に合わせて最適なメンテナンスをご提案させて頂きます。費用はもちろん補修方法で気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。点検・お見積りは無料ですのでご安心ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。