本日は千葉市緑区に無料点検にお伺いした、太陽光パネルを設置されているお住まいの屋根塗装前点検をご紹介します。住宅用太陽光発電が日本で初めて販売されたのは実は1993年にも遡りますが、当時の設置価格は370万円/kw、平均の4kwで1480万円と導入できるようなものではなかったようです。それから2009年に売電制度が開始され、補助金制度の活用と太陽光発電の価格低下(約40万円/kw)に伴い徐々に普及率が上昇しました。その為、新築時に設置されているお住まいも多いかと思います。
しかし実際には屋根補修はどうすれば良いの?わざわざ取り外す必要があるの?と、メンテナンス時期が近くなると不安を抱えられている方もいらっしゃいます。今回は塗装の方法と設置のタイミングや注意点をご紹介したいと思います。
太陽光発電が設置されているスレート屋根


太陽光発電は太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換させて活用する仕組みですので、多くのお住まいでは太陽光が当たる南面に設置されており、北面には設置されていないかと思います。今回はスレート屋根材ですので10年前後での塗装メンテナンスが必要ですが、この場合に塗装時期の判断材料となるのは露出している北面です。北面に色褪せや苔の付着が著しい場合は塗り替えによる塗膜保護が必要になりますので、見た目・築年数を考慮した上で検討しましょう。


パネル(モジュール)が設置されていないスレートを確認するとひび割れが見られました。この程度のヒビは雨漏りを起こすこともありませんし、コーキング補修で改善出来ます。太陽光パネルの下部は太陽光に当たらないため傷みにくいのですが確認ができないため、どの程度の経年劣化が現れているのかが判断できません。新築時は問題ありませんが、既存住宅への設置をご検討されている方は、まず屋根のメンテナンスを行ってから設置しなければなりません。また取り外した場合はパネル(モジュール)が設置されていた部分だけメンテナンスがされていませんので、撤去と屋根塗装もしくは葺き替え・屋根カバー工法をセットで検討しましょう。
パネル(モジュール)を設置したまま塗装が可能です

では塗装メンテナンスの際には取り外さなければならないのか?これは全く問題ありません。太陽光パネル(モジュール)に塗料が付着しないよう養生を行って塗装を行いますので、パネルの性能を低下させる心配もございません。手が届く範囲での塗装を行いますので、見える部分は綺麗に仕上げることが出来ます。
しかし雨漏りを起こし屋根カバー工法や葺き替え工事を行う場合は、一度取り外さなければ工事が出来ないため施工費用が高くなる可能性があります。何れは屋根リフォームが必要になりますが、出来る限り雨漏りを起こさないようにメンテナンスを行っていくことが大切です。
足場仮設に合わせて全体メンテナンスをしましょう


太陽光発電のメンテナンスは義務化もされていませんが、自然災害保証のあるメーカーもございます。長期的に安全且つ効率的な発電を維持する為に、屋根塗装時の足場仮設に合わせてメンテナンスを検討しましょう。ちなみに太陽光設置個所と屋根塗装後は屋根表面が平滑に仕上がる為、(フッ素系塗料は更に)雪が滑りやすい傾向にあります。近年は今まで降雪の無かった地域でも積雪が確認されていますので、雪止め設置・追加も考えていきましょう。
太陽光発電を活用しているお住まいはリフォーム時に費用がかかりますが、屋根塗装には全く問題ありませんのでご安心ください。お住まい無料点検のご依頼、施工費用や適切なメンテナンス方法が気になる方は、お気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。
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