2018年も残り5日、年々1年が早く過ぎるような印象があります。今回は屋根塗装工事でご相談を頂いた船橋市のお住まいをご紹介いたします。重厚感のある瓦を使用していてもスレートやセメント瓦・モニエル瓦等、塗装が必要な種類がございます。気づいた時には色褪せや汚れの付着により、美観性を大きく損ねてしまっているというお住まいもあるのではないでしょうか?お住まいは毎日生活しているにも関わらず、意外と見えていない若しくは意識していない事が多いものです。しっかりと築年数を把握し屋根メンテナンスを行っていきましょう。
塗装が必要な瓦「セメント瓦」


今回使用されていたのは和瓦と同じF形状のセメント瓦です。スラリー層によって保護されているモニエル瓦は適切な塗料を選定する必要がありますが、セメント瓦の場合は通常の塗装メンテナンスで塗膜保護をすることが出来ます。この2種類の瓦を見分けるには、瓦の小口の仕上がりを確認してみてください。小口が凸凹であればモニエル瓦、綺麗な小口がセメント瓦です。
セメントと川砂を混ぜて成形したセメント瓦は、和瓦よりも軽量ですが雨水の吸収で劣化してしまう為、定期的な塗り替えが必要です。


塗り替えが必要なのは瓦だけではありません。屋根の形状によって異なりますが、谷板金や谷樋と呼ばれる板金が設置されているお住まいがあります。錆びにくく丈夫なステンレスやガルバリウム鋼板、銅板が使用されていますが、経年劣化や傷によって錆が発生してしまいます。赤く変色している場所が錆ですが、錆が進行すると穴あきを起こし雨漏りを引き起こしてしまいます。
セメント瓦やモニエル瓦のメンテナンス時には漆喰の剥がれも補修しましょう。瓦を使用している方はご存知かと思いますが、漆喰が瓦を固定し棟を形成しています。漆喰が劣化することで瓦のズレだけでなく雨漏りを起こす原因にもなりますので、必ず塗装と合わせてメンテナンスを行いましょう。
防水紙の経年劣化をチェック

雨漏りの原因は漆喰の劣化だけでなく、防水紙(ルーフィングシート)の経年劣化も関係あります。防水紙は屋根材の下に葺かれていますが雨水の浸入を防ぐ最大の要です。耐用年数が20年前後の防水紙が使用されている事が多いのですが、その劣化の進行はお住まいによってまちまちです。築年数が浅くとも屋根材の破損によって雨漏りを起こすことも充分に考えられます。今回雨漏りが起きていないため屋根塗装はもちろん可能です。しかし、築年数が経過し防水紙の劣化があると考えられる場合は、塗装ではなく葺き替えも検討しましょう。現在セメント瓦の在庫も僅かですので補修が難しく、葺き替えが必要に迫られる時が来ると思います。雨漏りを起こしてしまう前に軽量な金属屋根材へ葺き替えることで、お住まいの負担も軽減させることが出来ます。
劣化が進行する前に塗装保護を行いましょう


雨漏りが起きていない状態であれば塗装メンテナンスが可能です。高圧洗浄で表面に付着した汚れや苔等をしっかり落とし3回塗りを行っていきますが、セメント瓦は劣化することで表面がザラザラしてしまう為、フィラーで下地を平滑にしてから仕上げていきましょう。1度劣化したセメント瓦の耐久性は塗装で改善するわけではありませんので、劣化してしまう前にメンテナンスを繰り返していくことで長期的に使用することが出来ます。
素材別の屋根補修方法、塗料や費用に関して分からないことがございましたら、お気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。屋根の状態に合わせて適切なメンテナンスをご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
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