千葉市中央区仁戸名町にある築13年のお住まいで外壁塗装前点検を行いました。外壁を触ると白い粉が付着する「チョーキング現象」が著しく見られることと、モルタル外壁特有のクラック(ひび割れ)が気になるという事ですので、早速無料点検を行いお住まいの状態を確認させていただきました。
1950年頃から普及し始めたモルタル外壁


2階建てのモルタル外壁と瓦屋根の和風住宅です。モルタル外壁は窯業系サイディングとは異なり職人が現場で塗って仕上げていくため、工期も手間もかかり費用も高額になりがちです。しかしその費用を払うだけの価値があるのも大きな特徴です。モルタル外壁はその住宅ごとに仕上がりが違うので特別感もあり、柔らかく味わい深い印象になります。耐久性・耐火性にも優れていますので長期間に渡って快適なお住まいを維持することも出来ますが、主原料はセメントですので耐水性は保護塗膜に左右されます。チョーキング現象は塗膜の劣化を示していますので、定期的な塗り替えメンテナンスを行い高い性能を低下させないように心がけていきましょう。
雨漏りの原因となり得る構造クラック

モルタル外壁で最も気になるのはクラックと呼ばれるひび割れです。セメントと砂と水を混ぜて塗るモルタルは、乾燥や収縮・建物の揺れによってクラックが発生しやすい外壁材です。これは施工上の要因(気温や湿度、かぶり厚さの不足等)と地震等の外的要因によって、例え築年数の浅いお住まいでもクラックが発生してしまう可能性は充分にあります。クラックには塗料で埋めることの出来る細いヘアクラックと、深部まで補修を行う必要のある構造クラックがありますが、こちらの様に少し離れた場所からでも確認できる場合は構造クラックになります。雨水が入り込み雨漏りを引き起こすこともありますが、ヒビは表面だけでなく奥にまで拡大していますので、電動カッターで補修剤が奥まで充填できるように一度削る必要があります。一度しっかりと補修を行えば再発の可能性は低くなりますので、できればヘアクラックの内に補修、構造クラックが出来ても根本から補修をしておきましょう。


住宅の美観を損ねている軒天や雨樋も点検しました。どちらも破損はありませんでしたが、色褪せや汚れの付着で長く使用している印象が見受けられました。軒天の穴が開いている【有孔ボード】は小屋裏の換気を行う為の部位で、通気を行う際に埃が付着しやすい傾向にあります。お住まいを囲う様に取り付けられた軒天や雨樋は、注目はされていないもののお住まいの印象を大きく変えてしまう為、外壁塗装に合わせて塗り替えて綺麗な状態を維持しましょう。
外壁塗装工事の際には安全且つ綺麗に塗る為に必ず足場仮設を行います。軒天や雨樋は外壁よりも外に出っ張っていて足場が無ければ補修が出来ないため、この機会に不具合を感じられる場所の補修を行えばメンテナンスコストを抑えることが出来ます。
外壁塗装と合わせて和(陶器)瓦もチェック


和(陶器)瓦は塗装が必要ない屋根材ですがメンテナンスは必要です。棟や土居熨斗(どいのし)の面戸の漆喰が剥がれてしまうと、雨水が入り込み雨漏りを起こしてしまいます。屋根だけの問題かと思われがちですが、住宅に入り込んだ雨水は天井や外壁等どこから出てくるのかは分かりません。壁を伝い外壁材を腐食させてしまう事も稀にありますので補修を行っていく必要があります。瓦屋根からの雨漏りは防水紙の破れ、漆喰の劣化、平瓦や棟のズレが考えられます。街の外壁塗装やさんでは塗装だけでなく瓦の補修も承っておりますので、お住まい全体の状態に合わせたメンテナンスをご提案させていただきます。無料点検・お見積りは無料ですのでお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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